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マールブランシュの茶の菓というラングドシャ

以前働いていた職場で仲良くしていた京都出身の方から、お菓子を頂きました。

京都北山に本店がある京都生まれのマールブランシュの茶の菓というラングドシャ。
個人的に京都は大好きでもう10回以上、京都には春夏秋冬行っていて、正直京都のお菓子は知り尽くしている、と勝手に自負していました。

が、京都出身の彼女から頂いたお菓子。茶の菓?全く知らない。

これは食べてみなければ!と早速いただいてみました。
外側のきれいなうぐいす色の抹茶のクッキー生地には上品に一文字、京や茶と焼き付けられていて、その間にホワイトチョコレートがはみ出さんばかりにサンドされている。袋もおしゃれでいい感じ。
見た目の可愛らしさも楽しみつつ、そっと一口食べてみる。

濃いい!!とにかくこれでもか!というくらい抹茶の味が濃く、京都の老舗辻利の生チョコの味を彷彿とさせます。
名前にお濃茶ラングドシャと記載してあるだけある。確かにお濃茶!!
間に挟まれているホワイトチョコレートの味も甘めだが、外側の抹茶クッキーとのバランスの良い甘さ。
例えるなら、多分知らない人はいないと思われる北海道の銘菓:白い恋人よりは気持ち甘め、くらいの甘さです。
そしてパリっとしていて歯ごたえも良く、上品なお味。

もう一枚は苦めのお茶と一緒に味わいたく大切に自宅まで持ち帰り、濃いめのほうじ茶(本当は渋い抹茶でいきたかったのだけれどなかったので)と共に頂いてみました。

美味しい!!本当に自分に何か特別ないい事をしてあげているように感じるくらい、美味しい。
やっぱり気持ち甘めだから苦めのものに合う!なんとなく和で合わせてほうじ茶にしてしまったけれど、ブラックのコーヒーにも合いそうです。
お茶を飲みながら、ネットで調べてみると京都府内にある店舗、本店かオンラインでないと購入できないよう。

chanoka
http://www.malebranche.co.jp/products/yakigashi/chanoka/

色々とネットサーフィンしているとなんと海外にも進出しているようである。

海外では、ブランドとしての知名度や評価を高めるためにアジアは避け、世界の最先端を走るパリ、世界のショーケースであるニューヨークの2都市で世界展開もされているそう。パリではおしゃれな百貨店として有名な「ボン・マルシェ」にも出店。

ニューヨークではソーホーの「ディーン&デルーカ」にも日本の本物の味わいを米国の富裕層に紹介したいという名目で2013年12月にオープンしているようである。

もう約10年前に私がニューヨークに留学していた時も、まだニューヨークに来たばかりで意思の疎通もそんなに英語で流暢にできずへこんでいた時期があったのですが、Tower recordsやVirgin mega storeなどで宇多田ヒカルのCDが結構目立つ場所に飾られていたり、取り上げられたりしているのを見て一日本人として本当に誇らしいような、嬉しいような気持ちで胸がいっぱいになってにやにやしながら帰路についたものでした。

こんな小さいお菓子が時差も距離も乗り越えて、海外で色んな国籍のそれぞれ違う主食を持つ人達に食され、その上良い評価も得ているなんて、とっても微笑ましいし、凄いことです。

去年、母を連れて秋の京都に行ってきました。
私事でありますが去年は父が看病の末、癌で亡くなり、私達家族にとっては諸々大変な年だったので慰安旅行みたいな感じで。

紅葉には少しだけ早かったけれど相変わらずいつものしん、とした京都の空気がそこに在って私は京都を訪れるたび、いつもそのしん、とした空気感にちょっとだけ、救われるような気がします。
もともと関西出身というのも関係あるのかないのかわからないですが、あんたが東京で色々あったって私もいつもここで変わらず京都してますから、関係あらへん。みたいに言われているような気がして。(はい、だいぶ勝手な妄想ですが。笑)

京都に行くのは修学旅行ぶりくらいだわ、という母に祇園や伊勢丹をぶらぶらしながら私が知っている京都の美味しいお菓子やお土産屋さん、お店を色々と推薦してみました。祇園のよーじやのあぶら取り紙やハンドクリーム、sousouのカラフルな靴下、満月の阿闍梨餅、祇園辻利のつじりの里、京ばあむ、グランマーブルのマーブルデニッシュ、パティスリーカランの西賀茂チーズ、そしてもちろんマールブランシュ、茶の菓やいつも行っているレトロ喫茶店、美味しい老舗のお蕎麦屋さん、錦市場内の新鮮で美味しい定食屋さんなどなど。

京都駅駅前の伊勢丹でうろうろとお漬物屋さんを徘徊して、この千枚漬けが一番!みたいな顔を毎度しつつ様々なお店のお漬物を食べ歩き、母がつかれたというので先に帰ってもらって、一人で毎回秋に京都を訪れたら必ず行っている行事の一つの高台寺の紅葉のライトアップを去年も鑑賞し、プロジェクションマッピングの映像、本当に素晴らしかったなあ~と一人ごちながらホテルに帰ると母がお土産に茶の菓を買っていてくれていて、私の勝手きたお菓子と一緒に、二人でお茶を入れゆっくりと京都での静かな秋の夜長を過ごしたのでした。

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