日本国において、米どころのパイオニアとして花開かせた新潟地域の名産です。
どんなところがおすすめかといえば、
・カリカリポリポリの塩辛さが止まらないおやつ
・酒の肴になくてはならないおつまみ
この2点につきますね。
カリカリポリポリの塩辛さが止まらないおやつ柿の種
By user:Amagase (Taken by user:Amagase) [CC BY-SA 2.5], via Wikimedia Commons
おやつとしての柿の種ですが、これはおせんべい大好きな日本人であれば嫌いな人などいないだろうという味わいが一番の魅力でしょう。
ほんの少しピリ辛に作られて、カリポリと心地よい食感。
ひとつ食べてはまた食べて、気が付けば小袋がなくなっていたなどということも経験されている方は数知れないのではないでしょうか。
同様の内容であれば、ポテトチップスのほうが良いとおっしゃる方もいらっしゃるでしょうが、昔ながらの味わい深さと油っ気のなさより健康的にも嬉しいおやつですね。
あまり豪勢な感じのおみやげにはならないので、取引先の方へのお土産としてはいささか不十分ではありますが、知人へのお土産には上等です。
おすすめは浪花屋「柿の種」。
ピーナッツが入っていないタイプですが、コメの旨みを一番感じることができると思います。
酒の肴になくてはならないおつまみといえば柿の種
ビールや日本酒、焼酎、サワー。ジャパニーズスナックである柿の種は、色々なお酒のおともができる万能おつまみです。
個人的には、日本酒と柿の種ですね。辛口を冷やして飲みつつポリッと1口。ふんわりと酒の香りを楽しみつつ、米同士の味わい深さの混ざり合いも楽しむ。ほんのり嬉しい気持ちで、また進む酒と肴の1口がたまりません。
以前に、地元新潟へ帰郷した際に実家へ戻るまでに自分が飲みたいがためだけにまず日本酒を購入。
佐渡で作られた真野鶴を買って、帰宅しました。
するとふと忘れていた酒の肴。仕方がないので、実家のおやつ箱を漁るとここは新潟県民。かならずあるのが柿の種。
ほんとうにたまらないんですよ、酒と柿の種。日本酒と柿の種は本当に最高だと思います。正義。ほろ酔いになり、うまいなうまいなと酒を1口、柿の種を1口。気が付けばどちらもなくなり渋々床につくことになります。
なんであんなにおいしいんでしょうか。
おいしさや歴史といった部分についても少々調べてみました。
世間一般では、日本酒よりビールが最高との呼び声。
どちらもうまいです。柿の種で食感を、ビールで喉越しを。疲れた体の企業戦士達を癒す大事な要素です。
市販の柿ピー(よくあるのは亀田製菓の柿の種でしょうか)でも非常においしいのですが、ぜひとも、一度浪花屋「柿の種」を試してみて頂ければと思います。
ピーナッツは入っていないタイプですが、仕事疲れを癒す最高の新潟土産となるでしょう。
ピーナッツ入りの起源は諸説あり。
前述の亀田製菓が始めたからなどという説もあります。ピーナッツ入り。
あるいは帝国ホテルさんがサービスの一環から始めたものですとか、あるいはまた別のお店が販売時にかさ増しをしたことによるものなどあるそうです。
いずれにせよ、柿の種そのものと相性は抜群。酒の旨みを倍々にする組み合わせであることは間違いありません。
昔から続く歴史ある先輩方が作りあげた名作。
浪花屋製菓株式会社、先ほどからイチオシしている浪花屋「柿の種」の会社です。
こちら創業も大正12年から続いている新潟県は長岡の老舗。
誤って踏んだ金型より生まれたものが柿の種とのこと。
また、亀田製菓株式会社も昭和21年の終戦よりまだ間もない時期に始まっている
歴史のある会社。小分け包装のフレッシュパックはドライビールのビール合戦時に併せて
昭和から平成にかけて、3倍以上の売上があがったとのこと。全国規模に柿の種を普及させた新潟の
一大企業です。
少ない種類でも、掛け合わせは無限大。
最近でこそ、いくらか味にバリエーションが増えましたが、一昔前で言えば、辛みの強い柿の種が他にあるくらい。
しかし、前述にもある通りあらゆるお酒、おやつとして幅広く味わいが広がる柿の種。
1つの種類でどこまでも広がる可能性を秘めた米菓です。
それでも、亀田製菓発のわさび、梅しそなども大変うれしいバリエーションの一つですね。最近では期間限定で、イタリアのアラビアータ味などというものも発売されているようです。浪花屋「柿の種」でも、チョココーティングの柿の種など新しい柿の種が発売されています。
チョコもなかなかに新しい味わいでした。好きな人はきっと大好きでしょう。おやつとして
新しい世界が切り開かれたことでしょう。酒大好きな私としてはウィスキーに合うかなーといったところでしょうか。
新潟みやげ「柿の種」についてまとめ
柿の種は、日本人が最も慣れ親しんでいるおせんべいの延長。だからこそ、老若男女誰しもが手に取る嬉しい米菓です。米どころ新潟だからこそ、追及することのできた銘菓ですね。
おそらくは近くのコンビニでも、購入することのできる柿の種ですが、柿の種の元祖といえる浪花屋「柿の種」を試してみてください。
改めて広がる米菓の世界を実感していただけると思います。