岐阜県のお土産といえば「サルボボクッキー」「飛騨牛」「高山ラーメン」など、飛騨高山方面のものが有名ですが、少しコアな町、笠松町のお土産、とりわけ銘菓を紹介します。笠松町は岐阜県のなかでも南に位置し、木曽川を隔てて愛知県の一宮市と接している小さな町です。
これといった観光名所があるわけではないので、あまり知られていないものばかりできっと珍しがられるはずです。
とはいえ、笠松町には笠松競馬場があります。「オグリキャップ」と言えば、競馬好きの人なら目を輝かせるはずです。数々のレースを制した名馬、オグリキャップが育った町なのです。ですから、お土産には馬にちなんだものもあります。
岐阜県羽島郡笠松町の馬にちなんだお土産(銘菓)
http://www.kasamatsu.or.jp/KOUME/
オグリキャップ最中@160円程度
オグリキャップを象った最中です。大粒の北海道産小豆と、九州産の栗が詰まった満足の一品です。オグリキャップなので、「クリ」入りなんですね。最中の皮には、岐阜高山産のもち米が使われています。オグリキャップにあやかって、必勝祈願の贈り物にもなります。
オグリ大福@160円程度
馬の刻印のある、オグリキャップのような芦毛色をした大福です。こちらにもやはり「クリ」は欠かせません。ほのかにニッキの風味もします。
蹄鉄クッキー@140円程度
平成20年、笠松中学校での総合学習の一環で、地元商工会の協力を得て発売に至ったクッキーです。今までなかったのが不思議なくらいです。蹄鉄といえばスベらない縁起物であることから交通安全や合格祈願のお守りにもなるそうで、それがクッキーとなると気軽に買えていいですね。「人生馬くいきますように」とお洒落な字で書かれた丈夫な台紙がついているので割れにくいです。
志古羅ん(しこらん)@130円程度
こちらは440年の歴史のある銘菓です。永禄五年、太閤秀吉の時代です。京に上る秀吉に献上したところ、『かたちは兜の錣 (しころ=兜の鉢の左右、後方に付けて垂らし首から襟の部分を守る武具)に似て、香りは蘭の如し』として、志古羅んと命名されたそうです。
鮎鮨街道@120円程度
チーズ味の鮎菓子です。 もともと「鮎鮨街道」というのは徳川将軍への献上品「鮎鮨(あゆすし)」を運んだ道のことで、発酵食品の鮎鮨にちなんで現代風にチーズを使ったものです。
以上、笠松町といえば、馬(オグリキャップ)や、木曽川の鮎をイメージした、高山産のお米を使ったお菓子といえます。そのため、他にも、抹茶大福や赤飯まんじゅうなどもありますが、話題性があるという点で、以上5品を紹介しました。