福岡と言えば明太子やとんこつラーメン、もつ鍋、太宰府天満宮の梅ヶ枝餅が有名ですが、今回は全国的にはあまり知られていないオススメのお土産をご紹介します。
自然豊かな福岡県糸島市のお土産を中心に10個を厳選しました。糸島市は福岡県北西部に位置しており、博多・天神・中州など福岡市の中心部から車でわずか30分ほどのアクセスです。
北には玄界灘、南には背振山系の山々がある糸島市は、海の幸、山の幸、どちらも豊富にある自然豊かな場所です。玄界灘のきれいな海を泳ぐことができる芥屋の海水浴場や、海に沈むきれいな夕日を見ることができる桜井二見ヶ浦、夏の暑さを忘れることができる白糸の滝など、見どころもたくさんあります。車がないと観光しづらい場所が多いため、マイカー、レンタカーでの観光がオススメです。
福岡県に行ったら買いたいおすすめの美味しいお土産一覧
つまんでご卵ケーキ工房の「糸島ロール」
糸島半島の北にあるつまんでご卵ケーキ工房の「糸島ロール」は、新鮮な卵を使ったフワッフワッのロールケーキです。プレーンのロールケーキもおいしいですが、塩麹キャラメルとくるみのロールケーキや季節のロールケーキが特にオススメです。とにかくフワッフワです。お店の名前の通り、黄身を指でつまむことができるとっても新鮮な卵を使って作られていますので生地のおいしさも楽しめます。賞味期限は2週間程度と長めですが、早めに食べないとおいしさが半減してしまいますよ!持ち帰るのは難しいですが、道路をはさんで斜め向かいにあるにぎやかな春という直売店では指でつまめる卵「つまんでご卵」を購入することもできます。ロールケーキなどの人気商品は遅い時間帯に行くと売り切れていることも多いので、午前中に行くことをオススメします。
Sumi Cafeの「花塩プリン」
こんなところにお店はあるのか?と思うような田舎道を進んだ先にあるSumi Cafeで買うことができるのが「花塩プリン」です。とろっとろのプリンの上に糸島産の「まいたちの塩」を使った花塩とカラメルソースをかけて食べます。まず花塩もカラメルソースをかけずに食べてプリンのおいしさを味わい、それから花塩とカラメルソースをかけて食べるのがオススメの食べ方です。ただ甘いだけのプリンもおいしいですが、カラメルソースだけをかけたほろ苦いプリン、花塩をかけて甘みがさらに引き立ったプリン、花塩とカラメルソースの両方をかけた複雑な味わいのプリンはどれもおいしいです。色々な味を楽しむことができるのも花塩プリンの魅力です。Sumi Cafeのすぐ隣にあるごはんやイタルや季節屋ではまいたちの塩も購入できますので、ぜひ立ち寄ってみてください。
伊都物語の「のむヨーグルト」
伊都物語の「のむヨーグルト」はとにかく濃厚なヨーグルトです。飲むヨーグルトは各社から販売されていますが、伊都物語ののむヨーグルトはスプーンがないと全部きちんと飲めないんじゃないのかというくらい濃厚で、飲んだ後には必ずといっていいほど容器の中に残ってしまいます。糸島の厳選された酪農家の高品質な生乳を使用して作るという伊都物語のこだわりが感じられるおいしいヨーグルトです。福岡市内のデパートだけでなく、ローソンやイオンでも売られています。糸島観光の際には「伊都菜彩」や「志摩の四季」、「福ふくの里」などの産直店での購入がオススメです。ヨーグルト以外にも「みるくぷりん」や「厳選ナチュラルチーズ」、「こだわりアイス」など、おいしい乳製品が販売されていますのでぜひ足を運んでみてください。
杉能舎の「九州大吟醸 薫酒」
九州と言えば焼酎と思う方も多いかもしれませんが、九州ではおいしい日本酒も造られています。九州大学の近くにある酒蔵杉能舎で購入できる「九州大吟醸 薫酒」は、すっきりとした味わいの飲みやすい日本酒です。のどごしも良く、少し果実のような香りのする大吟醸はついつい飲み過ぎてしまうおいしさです。色々な味わいのお酒を売っていますので、試飲をしながら購入するのがオススメです。日本酒だけでなく地ビールも売っています。また、酒粕を使ったビール酵母を使ったパンやかき小屋も併設されています。マイカー、レンタカーで行ってしまうとお酒を楽しむことができないので、お酒好きの方はバスで向かってくださいね。蔵開きの時期にはJR九州の九大学研都市駅から無料シャトルバスも運行されますので、蔵開きを狙って行くのもオススメです。
福吉水産の「伊都めでたい」
糸島市の西のはずれ、JR福吉駅近くにある福吉水産で手に入る「伊都めでたい」は、小鯛のオリーブオイル漬けです。オイルサーディンはイワシをオリーブオイルで煮たものですが、糸島ではイワシではなく小鯛をオリーブオイルで煮たものが販売されています。しっかりと熱処理されていますので骨まで食べることができます。真鯛はイワシと違ってクセも少ないので、パンにのせて食べるととってもおいしいです。常温で1年間ほど保存できますので、すぐに食べなくてもいいお土産として最適です。小さい鯛はリリースするのが一般的ですが、網で漁をした際に一緒に入ってしまったものはその場でリリースできないため、漁が終わった後に廃棄されていたそうです。廃棄するくらいなら、と作られたのがこの商品。食べ物を大切にする心が込められた一品です。伊都めでたいは入手できるお店が非常に限られており、福岡市内では天神にある童夢の森と産直店伊都菜彩でしか売られていません。糸島に足を運んで購入することをオススメします。
JF糸島の「糸島真鯛めし」
福岡県民にすらあまり知られていないことですが、糸島市は市町村別真鯛漁獲量が5年連続で1位となるなど真鯛の漁獲量が全国トップクラスです。産直店のJF志摩の四季や福ふくの里、伊都菜彩には、真鯛の季節になるとズラーっと真鯛が並び、ある程度小さいものは数百円という信じられないような安さで買うことができます。真鯛の加工品は福岡の知られざるお土産としてオススメです。真鯛を使ったお土産の中でも軽くて持ち帰りやすいのがJF糸島の「糸島真鯛めし」です。糸島真鯛めしは名前の通り真鯛の炊き込みご飯の素で、炊飯器に研いだお米と一緒に入れて炊くだけで鯛飯ができあがります。炊きあがりはもちろんのこと、ご飯を炊いている間にもとってもいい香りがします。2合炊き用で1,000円と糸島のお土産としては少々お高いですが、炊きあがった鯛飯は絶品ですのでお吸い物と一緒にぜひ食べてみてください。JF糸島には真鯛の入った鯛飯も安く売っていますので、立ち寄った際はお土産だけでなくお弁当を買って自分のお昼ご飯にするのもオススメです。
日本鮮食きっさこの「はますい」
日本で食べられる天然のハマグリのほとんどは中国や韓国から輸入されたものですが、糸島では天然のハマグリを食べることができます。日本鮮食きっさこで入手できる「はますい」は、その糸島産天然ハマグリを使ったインスタントお吸い物です。インスタントと言っても天然のハマグリがそのまま入っています。真空パックに入ったハマグリを袋から出してお椀に入れ、付属の調味液を入れてからお湯を注ぐだけでおいしいお吸い物のできあがりです。ハマグリの出汁のおかげで、まるで料亭で食べるお吸い物のような味わいを楽しむことができます。賞味期限は4ヶ月ほどと長めですので、お土産として最適です。ただし、持ち帰るときはハマグリの殻が割れないように注意が必要です。
糸島手造りハムのウィンナー
杉能舎の近くに位置する糸島手造りハムでは手造りのウィンナーやソーセージが販売されています。人気のある「あらびきスモークウインナー」もオススメですが、チーズが好きな方には「チーズ入りスモークウインナー」がオススメです。ソーセージとチーズが織りなすハーモニーはもちろんおいしいですが、そこにスモークの香りがプラスされた何とも言えない香りと味を楽しむことができます。ビールにも合いますが、ご飯のお供としても最適ですので幅広い年齢層にオススメできるウィンナーです。事前の予約が必要ですが、糸島手造りハムではウィンナー造りを体験することもできます。体験で作ったウィンナーをお土産として持ち帰ることもできますので、自分で作ったウィンナーをお土産にするのもオススメです。
糸島だんご本舗の「イトシマモナカ」
JR一貴山駅の近くにある糸島だんご本舗は知る人ぞ知るだんご屋さんです。糸島だんご本舗の一番人気はわらび餅ですが、お土産としては「イトシマモナカ」をオススメします。糸島産のもち米を100%使用したサクサクの最中の中に粒餡が入ったプレーンの最中をはじめ、餡の甘みとチーズが塩味が引き合わさったあんチーズ、あまおうがまるごと入った苺餡、紫芋餡、季節限定ですがキャラメル餡などのバリエーションがあります。お店に置いている種類はそのときどきで違いますので、一度行ったことがある方にもオススメできます。糸島だんご本舗の商品は直営店だけでなくスーパーのBON REPASやハローデイ、福ふくの里や伊都菜彩などの産直店でも購入できます。見た目も上品ですし、箱入りのものも売っていますのでお土産として最適です。
ハウス食品の「うまかっちゃん」
有名ですので知っている方も多いかもしれませんが、ハウス食品のインスタントラーメン「うまかっちゃん」はお土産としてオススメです。特に「濃厚魚介とんこつ」味がオススメです。濃厚魚介とんこつ味は全国的には販売されておらず、福岡を中心とした九州でしか入手が難しい商品です。魚介ベースの香りが強いスープは普通のとんこつラーメンとはひと味違う存在で、普通のうまかっちゃんを食べたことがある方でも楽しめる味です。また、海老がお好きな方には「海老みそとんこつ」味もオススメです。作っている最中からインスタントとは思えない海老の香りに食欲をそそられます。うまかっちゃんはネット通販でも入手できる人気商品ですが福岡のスーパーでは頻繁に安売りしています。特に、マルキョウやマルショクなどの地元スーパーの安売りを狙えば1個あたり税込み60円程度で入手できます。持ち帰る際に少しかさばりますが、バラまくお土産として最適です。
茅乃舎野菜だし
福岡県の久原本家 茅乃舎の野菜だし、粉末の状態で、8gずつだし袋に入っています。料理のレシピもついていて、使いやすくなによりとてもおいしい!家で本格的コンソメスープが作れます。
やさしい甘さと、野菜のこく、風味があり、料理の格があがります。すべて国産の野菜5種類(キャベツ、セロリ、玉ねぎ、にんじん、にんにく)からだしがでており、栄養素もとれます。
特に、だし袋から出して、粉末をそのままスープに使えば、離乳食などにもGoodです!野菜炒めやチャーハンなど炒め物のアクセントとしても粉末での使用がおすすめです。
遠方からきた友人に必ず買ってわたしますし、ちょっとした贈り物にも重宝。とても喜ばれます。義理の実家に帰省するときの手土産にももってこいで、ちゃんと無添加で美味しいものにこだわっていることを伝えられます。普段使いには少しお高めかもしれませんが、特別な日や手をかけた料理を使いたい時などに使っています。
博多玉露まんじゅう
とにかく抹茶の味が濃く、抹茶好きの私がリピートしているお土産です。福岡のお土産として有名な博多通りもんを作っている会社が出した新商品です。
サイズや見た目は、通りもんを抹茶味の緑にした風貌ですが、味に驚きます!とにかく抹茶の香りや味が濃厚です。
ただの抹茶味の甘いおまんしゅうではなく、抹茶の渋みまで感じられる本格的な抹茶なのです。味にうるさい抹茶好きな年配女性にもお褒めを頂いた味です。抹茶の渋みと、博多通りもんの甘いミルキーなあんの味もするため、ちょうど良い甘さなのです。
おまんじゅうは、一つずつ個別包装になっているため、箱から出して配ることも可能なため、お土産として使いやすいのです。博多通りもんより、お値段は高いのですが、大人の方にこそ差し上げたいおまんじゅうです。
購入場所:福岡県の広川SA
博多玉露まんじゅうの口コミ
ただ甘いだけでは満足できない大人の方にお勧め
お茶と和菓子の組み合わせが合うことは今さらいうまでもありません。とくに抹茶は和菓子にも洋菓子にも取り入れられています。福岡県にも八女市というお茶どころがあり、明月堂さんが八女茶とコラボした絶品のお饅頭を作っています。たっぷりの甘い餡を玉露ペーストを練りこんだ生地で包み込んたのがこの玉露まんじゅう。生クリームを隠し味にした餡は確かに甘いのですが、玉露の適度な渋みがちょうどいいバランスで配合されています。明月堂といえば通りもんを紹介しました。通りもんの影に隠れている感があるのですが、これはこれで、さすが明月堂といえる工夫が施されていると言えます。一口で甘みと渋みの両方を楽しめる、ただ甘いだけでは満足できない大人の方にお勧めです。
大宰府銘菓 うその餅
学業の神様で有名な太宰府天満宮は、大駐車場や電車の駅から天満宮へ向けて多くのお土産品店が立ち並びます。太宰府天満宮境内の梅は見事で、年間通して梅に関するお土産物が数多く売られています。
中でも有名なのは梅が枝餅も有名で、食べ比べながらの散策や、もちろんお土産にも好評です。
そんな太宰府には他にもおすすめしたいお土産があります。参道の中ほどに店を構える『梅園菓子処』の店頭にて試食も行っている「うその餅」です。この「うその餅」は見た目もインパクトがあります。
四角い箱に若草色の粉をまとった餅菓子が入っており、シソの風味でさっぱしとした味わいです。面白いのが、この箱の中に一つの鳥が入っているのです。この鳥は「うそ」と呼ばれ、太宰府天満宮の神事である鷽(うそ)替えにちなんでいます。また、普段は土の博多人形のうそが入っていますが、お正月の頃は頭の部分がカーリーな木彫りのうそが入ります。
毎月25日には餅がまとう粉が紅梅色のピンクのうその餅が販売されます。あまり知られてはいませんが、太宰府天満宮土産にお勧めしたい一品です。
どらきんぐ生
最近福岡では、テレビCMでもちらほら目にするのですが、県外ではまだまだマイナーなお土産に伊都キングの「どらきんぐ」があります。ふっくらした皮であまおう苺を包んだお菓子で、苺がムースになったバージョンと苺丸ごと入ったバージョンがあります。
お饅頭に苺まるごとといえば、有名な先輩格が頭に浮かびますが、それと比べても全く違った個性を持っています。苺が博多名産のあまおうを使っていることも重要ですが、それ以上に大事なちがいが饅頭の皮の部分の違いです。
大福と違ってふかふかしたやわらかい歯ごたえの生地と苺を包むクリームは、いちご大福とは全く種類の違うお菓子に仕上がっています。私個人の好みとしては大福の生地よりどらきんぐの生地の方が苺にマッチすると思うのですが。福岡のお土産は「ひよこ」や「通りもん」が定番すぎて、とくに県外の人はなかなかそれ以外には手を伸ばさないようですが、この「どらきんぐ」もなかなかのおすすめですよ。
どらきんぐ生の口コミ
どら焼きの中にまるごと苺が入ったこのどらきんぐ・生がやはり一番
最後に私の一押しです。「伊都きんぐ」が出しているどらきんぐ・生。「伊都きんぐ」はあまおう苺の加工食品を作っている所で、あまおう苺のアイスやシャーベットなど商品はいろいろありますが、どら焼きの中にまるごと苺が入ったこのどらきんぐ・生がやはり一番です。生の苺が入ったといえば大福が有名ですが、このどらきんぐ・生は全く違ったお菓子です。あまおう苺はジューシーなまま餡とクリームで包み、それをもっちりしたどら焼きの生地が包んでいます。その組み合わせといったら絶妙。今はまだ博多土産としてはあまりリストアップされることはないようですが、近い将来、福岡博多のお土産といったらこれ、と紹介されるよになるだろうと予想しています。ちなみに定番のほかに抹茶味と塩バニラ味もリリースされています。
バナナカステラ
私のおすすめのお土産は門司港レトロにあるバナナカステラという商品です。私は門司港レトロに行くことがあったら必ず買います。
バナナカステラが食べたくて門司港レトロに行ったこともあるくらい好きです。このバナナカステラはさっぱりとした丁度いい甘さがあり、食べた瞬間本物のバナナを口に入れているかのようにバナナの香りと味が口内に広がります。
そして、カステラによくあるパスパスとしたような口の中の水分がとられてしまうような感覚が全くありません。しっとりとしているけど、ちゃんとカステラ感があり、その感触に私はハマりました。子供も好きな味と感触で、バナナカステラは私だけではなく小さい娘もお気に入りです。母は何故か懐かしい味がすると言ってよく食べたがります。バナナカステラは老若男女問わず皆が好きな味だと思います。バナナカステラは私の今まで食べたお土産商品の中で一番おすすめできる商品です。
薩摩蒸気屋 博多どうなつ
九州へ仕事の出張へ行った際に、家族含め会社の同僚へのお土産に購入しました。
購入の決め手はドーナツ一つ当たりのボリュームに対してのコストパフォーマンスが非常に優れている点です。ドーナツ一つ当たりの価格が100円少々で購入できるので、しっかりとしたお土産を購入したいけど、コストを抑えたいという点には優れていると思います。本商品の特徴として、通常のドーナツと圧倒的に異なるのがどうなつなのに油で揚げずに仕上げるという製法で作られたドーナツです。一般的なドーナツのカリっとした触感はありませんが、しっとりした食感できちんと中はきちんとドーナツとしての口当たりがします。
家族と会社の同僚へのお土産に購入したのですが、甘すぎず、風味味もしっかりしているので次回も機会があれば購入したいと思います。認知度もそこそこ高い商品なので、女性の方へのプレゼントなどに選ばれるのも喜ばれると思います。
資さんうどんの「もつ鍋セット」
福岡で有名なチェーン店のうどん屋さん「資さんうどん」のもつ鍋セット。
・味付牛テッチャン
・冷凍うどん麺
・資さんうどんのつゆ
が入っていて、2人前1,600円のものと4人前2,900円のものがあります。
福岡に約40軒ある店舗で購入可能です。レジ横の冷蔵庫にぼた餅や持ち帰りうどんとともに置いてあります。このセットとキャベツ、ニラ、もやしなどの自分の好きな野菜があれば、自宅で手軽にもつ鍋が楽しめます。もつは臭みはいっさいなく、甘味と歯ごたえがあって美味しいです。値段の割にボリューム満点なのもうれしいところです。つゆがたっぷりなので、野菜だけでなく、お肉などを足すことも可能です。福岡の軟らかいうどんも楽しめます。
冷凍商品なため、持ち運びに注意が必要なのが難点ですが、もつ鍋好きな方に差し上げるときっと喜ばれると思います。九州出身の方にも十分満足していただける味だと思います。
銘菓ひよこ
福岡県飯塚市のひよこ本舗吉野堂銘菓のひよこ饅頭。もともとは福岡県の銘菓として知られていましたが、今では東京のほうでもかなり知名度があがってきているようです。
このひよこ饅頭、なんと言ってもあの可愛らしい姿がなんとも言えないのです。
食べるのがもったいないとはまさにこのことで、コロンとしたひよこのお饅頭の中には、やさしい甘さの黄味餡がぎっしりと詰まっていて、食べ応えもあります。
手土産で老若男女に喜ばれるものを探すのはなかなか大変ですが、このひよこ饅頭は見た目がとても可愛らしいひよこの姿そのものなので、小さな子供にはとてもめずらしく、そして可愛らしいと喜んでもらえます。
もちろん姿形だけではなく、長く愛される変わらない美味しい味は、ご年配の方にもとても喜ばれます。さらにこの銘菓ひよこだけでも、さまざまなバリエーションがあり、ご自身がお土産として持って行く先に合わせて選べるのも魅力のひとつです。
銘菓ひよこの口コミ
かわいらしい形状に食べるのがもったいなくて
黄身餡をひよ子の形で包みあげたお饅頭です。吉野堂さんは創業120年、ひよ子が生まれたのが大正元年という年季の入ったお菓子です。ジャンルとして焼き菓子の一種になるのでしょうが、外側はふっくらして香ばしく洋菓子のような柔らかい歯ごたえです。子供のころはそのかわいらしい形状に食べるのがもったいなくて、いつも最初の一口をつける前にしばらく時間がかかっていました。ひよ子の頭から食べるかお尻の方から食べるかは、私にとって未だに解決していない命題です。ちなみに今はひよ子サブレなど他にも種類がありますが、お勧めはやはり銘菓ひよ子です。
博多ひよ子サブレー
ひよ子と言えばかなり有名で、かなり人気があると思うのですがこのお菓子はそれをそのままサブレーにしたような感じです。
しかし香ばしさはかなり強く、ふっくら感では無くサクサク感そのものでした。それでも別物というわけではなく、ひよ子ならではのミルク感は感じてきます。
持った感じは意外と大きい、という印象でしたが軽さもあってサクサク食べられる感じです。両親はこういったサクサクしたお菓子は好きで、この博多ひよ子サブレーには結構好評のようでした。
福岡のお菓子、という感じがあってそこそこお手頃なのも満足です。有名なサブレーと見た目が似ているのが少し気になりますが、味の違いは感じるので良いかと思います。やはりひよ子というのはそれだけでネームバリューがありますし可愛いので、お土産としては喜んでもらいやすいと思います。
博多通りもん
博多通りもんは、博多名物で、傑作まんじゅうと呼ばれているだけあって、本当に美味しいです。
洋菓子風で、柔らかいあんこが入っていて、一緒に飲むのは日本茶でもいいですし、紅茶やコーヒーなどでもピッタリ合うので、どんなシチュエーションでもマッチする、とっても便利なお菓子です。
お土産としてもらったら本当に嬉しいと思いますし、あげたら喜んでもらえて、博多を代表するお土産だと言っていいでしょう。1個1個が個別に包装されていて、カステラでも有名な明月堂が出しているお菓子の中では人気ナンバーワンのお菓子なのです。
モンドセレクション金賞を18年間連続で受賞しているので、間違いなく博多を代表するお菓子だと言えます。程よい甘さで後味が良く、おやつにぴったりです。福岡近郊でしか売っていないので、福岡のお土産にはとてもいいもので、贈ると喜ばれますし、珍しいので美味しくいただいてもらえます。
博多通りもんの口コミ
チーズケーキやさつまいものような口当たり
このお菓子は、白あんの入ったおまんじゅうみたいなんですけど、食べた食感は洋菓子のような食感で、白あんのような感じがせずに、個人的には、チーズケーキや、サツマイモのお菓子のような口当たりがあります。また、中のあんと外側の包みの部分がうまく一体化した感じがあり、食感が非常によく、甘さも甘すぎず、でもしっかりした食べ応えの味があります。
博多では有名なお菓子やお土産を製造している、明月堂の商品で博多の人ならかなりの確率で知っているお菓子だと思います。
私のまわりの人たちにも非常に評判がよく、ほとんどの方に美味しいと言っていただいている、大変おすすめのお土産です。特に女性受けはいいと思っています。
ただし、男性で甘いものが苦手な方には受けが良くないかもしれませんが、今のところは少数でした。職場で小腹がすいたときに、一つでも味がよく食べた感を得ることができますので、ぜひ職場のお土産等に、おすすめします。
やはり通りもんが一番反応がよかった
明月堂さんといえば元々カステラで有名でした。この通りもんについてはそんなに昔からあるお菓子ではなかったように思いますが、今や明月堂メニューでもエースの存在、博多のお土産定番商品となっています。白あんが入った焼き菓子としては珍しくないのですが、飽きが来ないさっぱり風味でいくつでも食べていられるから不思議です。形としては何ら特徴がないのですが成分表を見ると生クリームやはちみつ、バターなどを贅沢に使用していることがわかります。モンドセレクション金賞を連続受賞しているのは伊達ではないということでしょうか。以前関西へ異動していたころ、たまに福岡に戻って関西の職場でお土産を渡す時、やはり通りもんが一番反応がよかったように思います。
博多めんべい
私は博多でのお土産として、博多めんべいを推奨しております。博多めんべいは、博多駅はもちろん、福岡県内のイオン等でも取り扱いがあり手に入れやすいお土産です。博多めんべいでとても満足しているのは、量と味です。2枚で1袋に入っておりちょうどいいです。また、明太子のお煎餅ということもありピリッとはしますが、そこまで辛くはなく食べやすいです。そのピリッとした辛さがお酒のおつまみによく合います。そして、小腹が空いた時のおやつとしても好まれると思います。博多めんべいの値段も手頃で、お煎餅の枚数によっても選ぶことができるので、大人数へのお土産、少人数へのお土産と多様に対応できるところも満足しております。博多といえば、明太子が有名ですが、明太子は冷蔵物でお土産としては持ち運びに困ることがあります。しかし、博多めんべいはその点に関しましても、常温で日持ちもしますし、軽くて持ち運びやすいことが気に入っています。
博多めんべいの口コミ
お酒のおつまみとしてもいい感じ
「福太郎」さんといえばふつうに明太子の老舗です。それが今ではこのめんべいの方がが主力ではないかという勢いです。おせんべいに明太子と魚介が直接練りこまれためんべいは、ぴりっとした辛味がどうにも後を引くおいしさで止まらなくなります。せんべいとしては柔らかめの仕上がりで、バリっとというよりはサクッという歯ごたえです。硬いものが苦手な人でも気兼ねなく食べられると思います。また、お菓子としてもおいしいのですが、お酒のおつまみとしてもいい感じに合いますよ。実はこのめんべい、辛口の他、マヨネーズ風味やネギ、玉ねぎ、カレーと色々なバージョンが出ています。どれもパンチの効いた香ばしさは同じなのですが、詰め合わせもあるのでいろいろ試してみてはいかがでしょう。
博多よかいも とっとーと
如水庵さんからとっとーとの紹介です。如水庵といえば、筑紫もちが有名なのですが、私のお勧めは断然こちら。サツマイモが焼き菓子として包まれたものです。サツマイモがお菓子と相性がいいのはご存じの方も多いでしょうが、このとっとーとはいわゆるスィートポテトとはまた違った味わいがあります。サツマイモの品質もさることながら、ティラミスの原料として使われるマルカルポーネチーズがこのとっとーとにも使われており、さっぱりとした後味のよさを残してくれます。焼き菓子とは思えないしっとりとした外側ともちっとした歯ごたえのサツマイモが絶妙のバランスを保っています。考えてみると、これは和菓子なのか洋菓子なのか判断がつかない、新感覚のお菓子です。
博多なかなかドライ
博多土産で定番のからし明太子は今回あげなかったのですが、これはぜひ紹介しておきたい、中島商店さんの博多なかなか。一言でいえば、乾燥めんたいです。その外見はどうみてもビーフジャーキー、博多駅に売られている多くの明太子とは全然違う見た目です。何にお勧めかというともちろんお酒。これがビールにも日本酒にも絶妙に合うんです。もともとピリ辛が売りでそのままでもお酒のお伴に最適な明太子、これが干されることで辛味が増す一方旨味も凝縮され、お酒までいつもと違う味になってしまいます。博多土産としてはまだちょっと知られていない感がありますが、福岡へ来た時はぜひ食べてみてください。博多なかなかドライとスモークドライの詰め合わせがお得です。
博多の女 あまおう苺ミルク味
二鶴堂さんの博多の女といえば昔からの博多土産定番です。そこそこおじさんの私も子供の頃から食べていましたが、今回はもう少し絞ってあまおう苺ミルク味を取り上げます。博多の女はバームクーヘンの中身に羊羹が入ったお菓子ですが、こちらはあまおう苺味のバームクーヘンにミルク羊羹が入った、ピンク色の博多の女です。福岡県産のあまおう苺は数々の和菓子、洋菓子とコラボしあまおう苺だけで博多土産の一ジャンルを築いています。本来甘いだけのバームクーヘンを微妙に甘酸っぱい生地に仕上げ、練乳やホイップクリームで整われたミルク羊羹とのコンビネーションはそれまでの博多の女とは全く違ったお菓子になっています。いや元々の博多の女もおいしかったのですが、これは小さなお子さんがより喜びそうな仕上がりになっています。
銘菓鶴乃子
これもなかなか古い、石村萬盛堂さんで昔からある定番のお土産です。古くからあっても廃れないのはそれなりにわけがあるはずで、博多のお菓子としては定番の黄身餡ですが、鶴乃子はそれがマシュマロで包まれています。従ってその歯ごたえはただただ柔らかくふんわりしていること。もっちり感が多い博多のお饅頭の中でちょっと異才を放っているのです。黄身餡はなかなか濃い黄色をしていますが、食べてみるとあまりくどくない、後味がさっぱりした餡に仕上がっています。マシュマロは口の中に入れると口中で溶けていくような感触なので、鶴乃子一つを頬張ることで続けざまに2種類の味わいを堪能できます。これ、マシュマロだけでも結構おいしいと思うのですが、ずいぶんと贅沢なお菓子です。
梅が枝餅
やはり挙げずにはいられないのが梅が枝餅。大宰府八幡宮の参道に連なるお土産屋さんでご存じの方も多いでしょう。薄くやわらかく、ところどころうっすら焦げて茶色い生地の中にたっぷりの餡子。本来ならお土産にするというよりはアツアツをその場で食べてほしいところですが、いや、あの薄いのにもっちりした香ばしい生地は冷めてもおいしいのは間違いないです。参道には「かさの家」さん「寺田屋」さんといった名店が並んでいますが、博多駅構内でも販売されています。餡子が入ってアツアツでおいしいというのはこの梅が枝餅の他に知りません。これまで柔らかい生地のお菓子を紹介することが多かったのですが梅が枝餅のもっちりとした歯ごたえは独特でこの味わいは他のお菓子では経験できません。
以上、博多の充実したお土産ラインナップでした。
福岡、博多といえば、アジアの各都市への玄関口として機能し日々大勢の人が行き来しています。中州や天神の屋台街からは外国語での会話が聞こえてくることも増えてきました。昔から新鮮な海の幸に恵まれ舌の肥えた博多っ子には食道楽の人が多くおいしいものへの執着は日本でも筆頭なのではないでしょうか。
仕事の都合で、日本のあちらこちらで生活を経験しましたが、地元民の欲目になりますがやはり博多が一番おいしい食べ物が豊富なように思います。駅や空港にお土産品が並んでいるのはどの都市でも同じことですが、その種類について福岡ほど豊富な場所は他にありません。毎年、どんたくや山笠といったお祭りで熱いパワーを見せる博多っ子はおいしいいものの開発でも尋常ならぬ執着があるようです。