宮崎産の「うめもんじゃ」を知ったきっかけ
これは今から約20年前以上も昔になりますが、私が現在のこちらの宮崎県内の都城市に移り住む以前の話になります。確かその頃は現在の鹿児島県内の曽於市内にある実家にまだ私がいる頃であり、大分県内から帰郷したばかりの頃で、3交替の工場勤めの仕事に就いていた頃であったと思います。
確か夜勤明けの時期の日でしたが、当時21歳の頃のある日、宮崎市内に住んでいる父方の叔父が、お土産としてこの饅頭お菓子の類である「うめもんじゃ」を買ってきたのが、それの存在を知るきっかけとなりました。
このお菓子の箱の表面には、江戸時代のお百姓さんか半農藩士である下級武士などと思われる男性人物が饅頭を座りながら頬張る姿が描かれており、宮崎県内の宮崎市の北側すぐ隣にある佐土原町産のお土産であるといった記述がされていた記憶があります。
確か見た目は何か、古来の造りのような見すぼらしい焼けたただの饅頭のようにも思えましたが、実際に試しに1つ食べてみると、本当に美味しさが噛めば噛むほどに増す不思議な味の特徴がありました。その時点で当時の私がこの饅頭菓子が「うめもんじゃ」と言われるのか、その名称のきっかけといったものが、何だかわかりました。
うめもんじゃと他の饅頭類のお菓子との違い
今、噛むほど美味しさが出るといった内容について私は触れましたが、実はここが一番の他の饅頭菓子との大きな違いの特徴であるといえるかもしれません。材質や材料などについては確かな記憶などはありませんが、アーモンド味のあんこが使用されていたような感じがあります。
そのうえで、外枠部分にあたる表皮本体がタルトで出来ていたような記憶があります。見た目は大変みすぼらしい饅頭で、本当に美味しいのかどうかといった疑いを抱かせるような見た目ではありますが、そこがこのうめもんじゃの美味しさの魅力を引き立てる秘密かもしれません。
臭いに関しては、やはり表皮が焼いたタルト製ですので、タルト菓子と同じ良い香りがしますので、この点に関してもこの饅頭菓子としての魅力があるといえます。そして気になる値段ですが、確か宮崎の叔父が持参してきた際の当時では、25個入りくらいで、税込みで980円くらいだったと思います。数や量も多い割には1千円台以内の購入価格での相場でしたので、叔父本人も確か当時は驚いていました。
そのうえ大変美味しく何度でも食べられる不思議な饅頭のお菓子でしたので、当時は私も大変驚きました。
現在のうめもんじゃの販売状況
今から約3年くらい前に実家のある曽於市から、現在のこちらの都城市へ私は一人で移り住みましたが、やはり、こちらの都城市内や曽於市内、近隣の鹿屋市内や志布志市、串間市内などでも、このうめもんじゃは見掛けません。
確か先程の叔父が買ってた後に私はそれから3年くらいしてから宮崎市内へ行き、市内の駅構内にあるお土産店において見掛けたきり、目にしてはいませんでした。
そして、こちらの都城の私が知るお菓子店やイオン都城駅前店などのお土産コーナーなどに行っても見掛けないような状態です。そうした事もあり私はインターネット上での検索などを利用して探したりしましたが、現在それでも手掛かり自体がほとんど無いような状態です。
宮崎市内にある山形屋などの百貨店内において、うめもんじゃ祭りといったイベントの広告を見掛けたりはしましたが、内容もやはり、饅頭菓子のほうのうめもんじゃなどとは関係の無い内容のものでした。このようにインターネット上での手掛かり自体も皆無の状態ですので、私もさすがに苦笑いをしているような状況でもあります。
このように現在においては、私の目の前からは幻の伝説のお菓子となってしまったうめもんじゃですが、必ずきっと見つかるものと信じています。
現在のところ私自身も自営業の仕事といった事情があり、中々休めないような状態ですので、うめもんじゃに関しての詳しい調査などを行ったりするのには困難がありますが、時間さえ取れれば、叔父が現在もいる宮崎や原産地の佐土原などにおいて、現地調査の方を自ら出向いてしてみたいと考えています。
そして、私自身の記憶を基に、今では幻化してしまった、うめもんじゃについての主に、お菓子屋さんや山形屋宮崎橘通り店、MRTmicc内、宮交シティなどでの調査を行い、うめもんじゃの饅頭菓子としての存在の具体的な有無についての事実を掴みたいというのが、正直なホンネでもあります。
本当に困難な課題であるかもしれませんが、その美味しさゆえに、門外不出の饅頭菓子などになってしまっている可能性とかも有り得ますので、関係者等のプライバシー面への保護の配慮を行いながら、調査の機会を見ていきたいと思います。これからどうなるかはわかりませんが、実物を実際に過去に口にしている以上、私も見つけた時が大変楽しみです。