宮城県は東北地方の中でも、比較的降雪量も少なく住みやすい県です。有名な武将である伊達政宗を通して、宮城県をご存知の方も多いのではないでしょうか。この伊達政宗騎馬像が置かれている青葉城跡は、仙台市を一望できる場所としても有名です。また宮城県白石市を代表する片倉小十郎は、伊達政宗ともに人気のある武将の一人です。片倉家の白石城は、現在も観光スポットとして多くの方が訪れます。宮城県は仙台七夕も全国的に知られています。伊達政宗時代から続く仙台七夕は、昔からの季節にあわせるため、8月6日からの三日間に行われています。夏の七夕、冬の光のページェントは、宮城県の人にとって季節を感じるイベントとして親しまれています。
宮城県でおすすめのお土産を紹介!
厚切り芯たん 塩仕込み
伊達の牛タン本舗から発売されている「厚切り芯たん塩仕込み」は、既存の牛タンのイメージを大きく変える商品です。宮城県仙台市は、牛タンが有名ですがなかでも芯たん(伊達の牛タン本舗が命名)は柔らかさが全く違います。牛タンのなかでも柔らかい部分だけを使用しているため、口に入れた時の全体に広がるうまみや、かんだ瞬間の弾力は、他の牛タンではなかなか味わうことができません。ただし、通常の牛タンに比べ若干値段が高いです。130グラムを基本として量を選べますが、芯たんだけでお腹いっぱいにするほど購入することは、あまり現実味がないでしょう。通常の牛タンと芯たんを食べ比べる感じで、お土産の候補にすることをおすすめします。
手延べ白石温麺6束入り ギフトタイプ
きちみ製麺から発売されている「手延べ白石温麺6束入りギフトタイプ」は、昔ながらの製法で作られています。そもそも宮城県白石市は温麺が有名なのですが、こちらの会社は片倉小十郎の家臣として仕えていたことから片倉旗印の「つりがね」を商標として使うことが許されました。商品にはその「つりがね」がデザインされています。温麺は、冷たくも温かくも食べることができる上に、油を使用していないので消化にもよい食べ物です。小麦粉を使っているので、アレルギーのある方は注意が必要ですが、原材料が小麦粉、食塩、でんぷんのみなので離乳食や高齢の方の食事にも重宝します。また、乾麺で日持ちもするのですぐにお土産を渡せない場合にも安心です。
むう
松島蒲鉾本舗から発売されている「むう」は、とてもふわっとしていて食べやすい、お豆腐蒲鉾です。宮城県は笹かまぼこが有名ですが、こちらの「むう」は同じく人気の高い商品です。もちろんそのまま食べてもじゅうぶんおいしいのですが、さっと軽く焼いて醤油をたらせば立派なおかずとして一品になります。生姜醤油やわさび醤油を使えば、お酒のお供に最適です。満月限定発売として「月夜のむう」という商品もあります。こちらは「むう」をベースとしていますが、かぼちゃ風味です。本来の「むう」が白色、「月夜のむう」が黄色なので、お土産として両方渡すことができれば華やかな雰囲気になります。小腹がすいたときに1つ食べるとちょうどいい大きさなので、子どものおやつにもいいですね。
ずんだ餅ぷち
菓匠三全ずんだ茶寮から発売されている「ずんだ餅ぷち」は、食べきりサイズなうえに、容器から直接食べることができるのでおすすめです。宮城県を代表する「ずんだ」は、枝豆を使用した食材です。ずんだ餅は伝統食の1つとしても知られ、宮城県の人なら子供の時から親しんでいる味でしょう。枝豆を使用しているので色も鮮やかな緑色です。お土産としての華やかさも兼ね備えています。「ずんだ餅ぷち」は、餅そのものがはじめから小さめに作られているため、餅特有のお腹にたまる感じがあまりありません。また、ずんだ茶寮のずんだは、香や味が強めの枝豆を使用しているので、枝豆好きな方や小豆などあんこ系が好きな方にも納得できる味わいです。
菓匠三全ずんだ生クリーム大福
もともと仙台はずんだが名物なのですが、この大福の中に入っているずんだは甘さがほんのりとしてとても上品なのでしつこさがありません。ずんだの中にはさらに生クリームが入っていて口の中でクリームとずんだが混ざるととてもクリーミーな口当たりになりさらに美味しさが倍増します。
お土産として購入する時には冷凍の状態で販売されており、食べる時には自然解凍すれば30分ほどで食べごろになり、ふわトロの食感になってとても美味しくいただけます。一度食べると忘れられず、たまに食べたくなる銘菓の一つになっています。
牛たん大根おろし煮
牛たん利休から発売されている「牛たん大根おろし煮」は、缶詰なので日持ちや冷蔵を気にすることなく持ち運べるのでおすすめです。利休も仙台牛たん専門店としてとても有名なお店で、ランチタイムなどは常に行列ができるほどの知名度そしてリピートしたくなる味を提供しています。その有名店が発売している「牛たん大根おろし煮」は、柔らかく煮込んだ牛タンを甘辛い味付けで仕上げています。特に調理する必要はないので、缶詰を開けてすぐ食べられるのも魅力的です。お酒のおつまみとしても優秀ですが、ご飯のおかずとしても重宝するので、幅広い方に喜ばれます。辛い味がお好きならば、同じく缶詰タイプの「牛たんから味噌煮」が発売されているので、おすすめです。
霜ばしら
九重本舗玉澤が発売している「霜ばしら」は、季節限定の商品ですが、一度口にしたら忘れられない味と食感です。賞をとったことでも知られる「霜ばしら」は、ご当地仙台の人でもなかなか手にすることが難しい商品です。それほど昔から人気があります。商品の名前が表現しているように、口に入れた瞬間サクサクさらさらとなくなっていく食感が魅力的です。10月から翌4月までの、冬季限定の商品です。お土産としては、一缶でじゅうぶんな値段かと思いますが、「霜ばしら」と他のお菓子のセット販売もされているので、お菓子をメインとしたお土産におすすめです。湿気に弱い商品なので、開封後は保存方法をしっかりとして、早めに食べきるほうがいいでしょう。
毎年10月~4月までの冬季期間限定商品です。霜ばしらという名前の通り、白くて艶やかでとても繊細で破損しやすいため丸い缶の中にお米から作ったらくがん粉で覆われて詰めてあります。口にいれるとすぐに溶けてしまいます。「冷たくないだけで本物の霜ばしらも食べたらこんな感じかもよ」と子供にいわれて外にある本物の霜柱は食べないように注意したことがあります。持ち歩きにも気を配る必要があるため出張土産というよりもお得意様など大切な方や大切なシーンでの進物用の菓子というイメージです。我が家では冬にお供えとして先方に送っています。他にも懐紙を使うお茶席で抹茶とお出しするのにも風情があるのでピッタリではないでしょうか。
きみとぴったんこ
たまご舎が発売している「きみとぴったんこ」は、たまごが好きな方に喜ばれるお土産です。かつおだしの風味がきいた「きみとぴったんこ」は、たまごかけご飯のたれです。宮城県産の丸大豆醤油を使用しているので、宮城県の味が楽しめます。宮城県は仙台味噌も有名ですが、それを使用したのが「きみとぴったんこ仙台味噌だれ」という商品です。こちらもたまごかけご飯用として発売されています。たまご舎は、宮城蔵王のたまご専門店として、たまごそのものはもちろんのこと、カフェの運営や、たまごを使用した商品を数多く出しています。是非、たまごとセットで「きみとぴったんこ」を味わっていただけると、宮城蔵王の味を満喫していただけると思います。
蔵王クリームチーズ
蔵王酪農センターが発売している「蔵王クリームチーズ」は、種類豊富なうえ、はずれのない味のバリエーションです。ナチュラルなタイプのクリームチーズはじめ、低脂肪タイプ、ガーリックやトマト&バジルのようなお食事タイプ、そして仙台いちごやブルーベリーといったスイーツタイプまで幅広く展開されています。季節限定の商品も見逃せません。クラッカーにのせればもちろん美味しくいただけますし、食パンにぬったりすれば気軽に楽しむことができます。仙台いちごやオレンジなど果物を使用した甘いタイプのクリームチーズは、子どもでも食べられる味なので、世代問わず受け入れられるお土産です。冷蔵保存なので、もち運びには注意が必要です。
仙台から山形方面へ車で約1時間程の距離にある、蔵王酪農センターにて販売されています。この施設は動物と触れ合えたり、乳しぼりやチーズづくり体験が出来たりと、1日遊べる観光スポットでもあります。蔵王クリームチーズは、新鮮な蔵王の生乳とクリームからつくられた、フレッシュタイプのナチュラルチーズです。種類も豊富で、定番の物からさくらんぼやラフランスなどのフルーツフレーバー、ガーリック、トマト&バジルなどの料理に使用できそうな味もラインナップされています。また、店頭ではクラッカーに各クリームチーズを付けて試食が出来ますので、納得した味を購入することが出来ます。賞味期限も120日程度ありますので安心です。
伊達絵巻
菓匠三全が発売している「伊達絵巻」は、和菓子好きにも洋菓子好きにもおすすめのお土産です。細く小さなバームクーヘンの中に、小倉あんが入っているものとクリームが入っているものがあります。商品は一つ一つ個包装されているので、会社や学校などで小分けで配りたい時にも重宝します。また、一つ一つの包装に伊達の絵柄がプリントされているので、武将好きにはもちろんですが、そうでなくとも見た目に重厚感があります。若い世代になりますと、あんこが苦手な方も多いように思いますが、「伊達絵巻」はクリーム味も入っているため、世代や嗜好にあまりとらわれず選ぶことができるお土産の1つです。30個入りなど多く入ったものも発売されているので、用途に応じて選択できます。
九重 一杯分 袋詰
九重本舗玉澤が発売している「九重一杯分袋詰」は、味だけではなく目でも楽しむことができる商品です。この商品は、九重本舗玉澤の屋号にも由来しているもので、飲み物として楽しめます。「九重一杯分袋詰」には、各味付けがされているので、それにお湯や冷水、温かい牛乳など注ぎます。時間とともに九重のたねがあがってきて、お湯や冷水にほんのりと色がついてきます。ぶどう、ゆず、ひき茶などの味とともに、香が口に広がります。お酒がお好きならば、ウイスキーなどと合わせてもおいしくいただけます。季節や年齢を問わず味わえるうえに、賞味期限も約2カ月と長いので、贈答用のお土産としても自分用のお土産としても最適です。袋詰タイプではない商品もあるので、濃さや味を調節したい方は「九重」を選ぶといいでしょう。
陣中牛タン仙台煮
仙台へ旅行した時のことです。有名な牛タンはぜひ食べてみたいと思っていて、幸いにも知り合いに連れられて市内の老舗と思われる専門店へ行って、柔らかくておいしい牛タンを堪能することが出来ました。
聞くところ、やはり地元仙台でも牛タンは高級だそうで、普段から家庭でよく食べるというものではないそうです。とてもおいしい牛タンを食べたので、家族へのお土産にもしたいと思ったのですが、やはり価格的にお高くなって躊躇していました。
そんな時に駅のお土産ショップで見かけたのが仙台の牛タン専門店「陣中」から発売されている『牛タン 仙台煮』でした。私がごちそうになったのは牛タンステーキでしたが、こちらはしぐれ煮のようなもので、お値段も大きさも手ごろでした。
試食をしたところ、しっかりとした味付けで和らかな牛タンがおいしくて購入しました。レトルトパウチに入っているので、日持ちも安心です。そのままでも温めても良いとあり、持ち帰って温めてからご飯に乗せるととてもおいしく、家族にも好評でした。このような形で牛たんを味わえるとは思わず、良いお土産を選んだと思いました。