日本全国お土産ライブラリーOmiii

Omiiiでは日本全国のお土産を紹介しています。

高野山

【高野山のお土産】高野山に行ったら、”らしいお土産”を選ぶのがおすすめ

スポンサーリンク

和歌山県北部にある高野山は、弘法大師 空海が816年に嵯峨天皇から下賜され修禅道場として開期した日本の一大仏教聖地です。2004年には「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界文化遺産に登録されました。さらにミシュラン旅ガイド日本版では高野山は優れた観光地として、三つ星を獲得しています。今や、世界中から観光客が訪れる高野山。

高野山観光の楽しみ方はたくさんあります。まずはもちろん、空海が花開いた仏教聖地を巡ること。各寺院には多くの高僧がおられ、また多くの修行僧の方々が日々修行に励まれているので、僧職の方々を身近に感じることができます。

更に宿坊に泊まれば、朝のお務めに参加でき、日常では得られない経験を積むことができます。

そんな高野山でおすすめのお土産をご紹介します。

高野山らしいおすすめのお土産

ごま豆腐

高野山の名物と言えば、やっぱりごま豆腐。ひと匙すくって口に入れるとゴマの香ばしい香りが口内に広がり、ぷるぷるとろとろとした食感が喉を降りていきます。
有名なお店といえば、やっぱり明治10年創業の濱田屋さん。千手院橋にお店を構える森下商店さん。そして、生身供(しょうじんぐ/弘法大師にお供えする食事)である角濱ごまとうふ総本舗さんです。どちらも昔ながらの製法を守り続ける老舗名店です。
高野山のごま豆腐はゴマの殻を取り除き、中身だけを使うため雑味がなくてゴマの甘味が際立ちます。
食事の突き出しとして食べるなら醤油を少し垂らし、わさびを添えて食べるのがおすすめです。一風変えてデザートとして楽しむ場合は黒蜜や蜂蜜、またはジャムを少し添えて味わってみてください。食感はまさにイタリアのデザート、パンナコッタです。ゴマが香る和風パンナコッタをご賞味あれ。

麩巻あんぷ

麩巻(ふまき)あんぷも高野山で絶対欠かせないお土産の1つです。麩巻あんぷとは、よもぎ入りの生麩の中に漉し餡を入れて熊笹で包んだ生菓子です。ごま豆腐と並んで、生麩も精進料理には欠かせない食材です。
有名なお店といえば、180年の歴史を誇る老舗、麩善(ふぜん)さん。
笹の葉を外して口に入れた瞬間、まずは爽やかな熊笹の香りが口いっぱいに広がります。一口噛めば、次につるつるとした食感の生麩に練り込まれたヨモギの香りが口内に広がり、中から舌触りのよい小豆餡が顔を出します。上品な甘さで、餅や求肥を使った和菓子よりも軽い口当たりなので、和菓子は苦手だけどこれは好き。って方も多い人気の生菓子です。
高野山で絶対外せないお土産です。

やきもち

各地の有名な自社仏閣の参道で、焼き餅をよく見かけます。高野山にも「上やしき」さんという有名なやきもちのお店があります。こちらは300年続く老舗で、やきもちの元祖と言われています。
柔らかい餅皮の両面が香ばしく焼かれていて、中には粒のしっかりとした粒餡が入っています。香ばしさと柔らかさを味わうなら、焼きたてを買ってその場で味わうのがおすすめです。餅皮がとろけるように柔らかく、中の粒餡もホクホクしていていくつでも食べれる美味しさです。お土産として買って帰る場合、冷めた状態で味わうことになりますが、それもまた違った美味しさが味わえます。冷めることで餅皮に歯応えが出るので食べ応えが加わり、皮と粒餡が落ち着き一体感のある美味しさが味わえます。
白い餅皮のやきもちと、餅皮にヨモギが入った緑のやきもちがあり、どちらも甲乙つけがたい美味しさです。

みろく石

みろく石とは、和菓子屋 みろく石本舗 かさ國さんの銘菓で、奥之院のほとりにあるみろく石をかたどったお饅頭です。
お店でじっくりと炊き上げられた粒餡が薄皮にぎっしりと詰められたら一品で、お茶請けに最適の和菓子です。材料もシンプルで、小豆、砂糖、小麦粉、鶏卵、蜂蜜、膨張剤のみ。余計な物が入っておらず、素朴な美味しさを味わえます。1つずつ包装されており、箱入りで購入が可能なので贈答品として購入も可能です。ただし、余計なものが入っていないため日持ちは常温で一週間程。水分量の少ない和菓子ですので、冷凍も可能です。食べきれない場合は冷凍し、常温で少し戻してひんやり冷たい状態でたべるみろく石もおすすめの美味しさです。

笹すし

笹すしは高野山に伝わる郷土料理で、笹の葉に包まれたお寿司です。製造販売されているのは、高野山の入り口となる大門に店を構える小倉屋さん。笹の葉には殺菌作用があり、同じく殺菌作用のあるお酢で締めた寿司飯を笹の葉で包むことにより、少しでも傷みにくくし、暑い季節の旅道中でも安心して持ち歩きが出来るようにと配慮された、昔の知恵が詰まった郷土料理です。昔はクーラーバックも保冷剤もなかったですからね。
具材はエビ、椎茸、締め鯖、酢で締めたサーモンの4種類です。エビと椎茸は少し甘めに味付けられていて、締め鯖とサーモンはさっぱりした味付けです。口に入れた瞬間、笹の葉の香りが広がり、爽やかな気分にしてくれます。寿司飯の酢加減もちょうど良く、とても美味しく一品です。

槙の雫

槙の雫とは、弘法大師が好んだと言われている高野槙にちなんだ焼き菓子です。しっとり焼き上げられた薄皮の中には、自家製餡がたっぷり詰まった一品です。
ちなみに高野槙とは世界三代造園木の1つで、日本と韓国済州島にだけ残存している貴重な樹種です。日本では高野山に多く自生していて、高野山では霊木とされています。
製造販売されているのは、宿坊 西門近くに店を構える菓匠 松栄堂さん。こちらは高野山で一番古い老舗和菓子屋さんで、安政元年(1854年)創業。こちはお菓子の製造販売だけでなく、仏具の製造販売もされていてなかなかユニークなお店です。現代の日常では関わりが少なくなった伝統仏具が拝見できます。
また、金剛峰寺を参拝すると奥の大部屋でお茶とお菓子がふるまわれるのですが、その際に頂ける麩焼き(お菓子)は松栄堂さんの仏法僧というお菓子なんです。

大師陀羅尼助と大師陀羅尼錠

大師陀羅尼助(だらにすけ)と大師陀羅尼錠(だらにじょう)は、高野山に代々伝わる伝わる薬です。歴史は大変古く、弘法大師が高野山を開かれた時分から製法が伝わる漢方胃腸薬なんです。
医療が発達していなかった当時、これらは万能薬として慕われていました。
変わった名前ですが、広辞苑では陀羅尼(お経)を唱えているときに睡魔を防ぐために僧侶が口に含んだ苦味薬と記されています。
天然の生薬のみで配合されていて、黄柏・龍胆・青木葉などが主な成分です。
黄柏(おうばく)とは、キハダの樹皮からコルク質や固い外皮を取り除いて乾燥させたもので、整胃腸や2日酔い、殺菌作用に用いる成分です。
竜旦(りゅうたん)とはリンドウの根茎で、黄柏と同じく整胃腸、そして発汗、鎮静、消炎効果として用いる成分です。
青木(あおき)は高野山周辺に自生する常緑低木で、健胃整腸薬として知られています。
大師陀羅尼錠(だらにじょう)は黄色いレトロなパッケージが目印で、下痢・消化不良による下痢・食あたり・水あたり・はき下し・くだり腹・軟便などに効果があります。
大師陀羅尼助(だらにすけ)はオレンジ色のレトロなパッケージが目印で、食欲不振・胃部・腹部膨満感・胃弱・胸やけ・嘔吐・はきけ(二日酔・悪酔のむかつき)などに効果があります。

常喜院Tシャツ

常喜院(じょうきいん)Tシャツとは高野山常喜院で販売されているTシャツで、高野山常喜院は金剛峰寺の前にある宿坊です。
こちらのTシャツがちょっと渋くてかっこいいんです。
種類は3種類あって、左胸に赤色で地蔵菩薩を表す梵字が記され、背中に般若心経がプリントされたAタイプTシャツ。
左胸に高野山常喜院の文字が記され、背中に般若心経と赤色で地蔵菩薩を表す梵字がプリントされたBタイプTシャツ。
右胸に高野山常喜院の文字と家紋と高野山開創1200年の文字が記され、背中に地蔵菩薩と英語で高野山真言宗高野山開創1200年とプリントそれたポロシャツタイプ。
Tシャツ(A・Bタイプ)は白と黒があり、ポロシャツは白のみになります。また、TシャツのサイズはM/Lサイズ。ポロシャツはM/L/LLサイズがあります。ただしポロシャツは数量限定品。

ゆほのぼの

「ゆほのぼの」も高野山のお土産におすすめの1つです。ゆほのぼのとは、中本名玉堂さんで販売されている入浴剤です。こちらは自然の生薬のみで作られていて「ケイヒ、ウイキョウ、チンピ」などが配合されています。
ケイヒとはシナモンもしくはニッキの事で、健胃・発汗・解熱・鎮痛・整腸などの効果があります。ウイキョウとはフェンネルの事で、整腸・鎮痛・去痰などの効果があります。チンピはオレンジやみかんの皮を乾燥させたもので、健胃・整腸・鎮吐・鎮咳などの効果があります。
生薬と言ってもシナモン、フェンネル、オレンジの皮が材料なので、とても良い香りに満たされます。また、大変保温効果が高いので、身体を内側からじっくりと温めてくれます。身体が温まることで各成分に共通する健胃・整腸効果がさらに発揮され、体調を整えて、溜まった疲れを癒やしてくれる入浴剤です。

般若湯

般若湯(はんにゃとう)とは高野山の地酒、純米吟醸酒の名前です。
禁酒のはずの僧侶の地で地酒のお土産?と思いますよね。実は高野山を開かれた弘法大師は『酒はこれ治療の珍、治療の人には塩酒を許す』と説かれました。以降、高野山では治療目的と厳しい寒さをしのぐ為に、コップ一杯まではお酒を飲むことが許されてきたのです。
般若湯を仕込み・販売されているのは高野山の麓に酒蔵を構える初桜酒造さん。
般若湯って、日本酒としては変わった名前ですが「般若=悟りを得る真実の知恵」を意味していて、「悟りを得る知恵の湯」として飲まれてきました。
初桜酒造さんの母屋は登録有形文化財に指定されていて、大変貴重な木造建築物です。日本酒の吟味と合わせて、是非貴重な建物の佇まいもお土産として目に留めてみてください。

以上、高野山でのおすすめお土産情報でした。
同じく和歌山県の紀南エリアへおでかけの際は下記ページもチェックしてみてください。

スポンサーリンク

関連記事

「鈴屋」さんといえば、地元では知らない人はいないというぐらい有名な和菓子の老 ...

皆様は本州最南端の串本・潮岬へ行かれたことはあるでしょうか? ここには知る人 ...

東京都在住。
週末に家族と出かけ、そこで出会うお土産を収集するのが趣味。
お土産は旅の思い出をぐっと深く、豊かにしてくれる特別な買い物だと思っています。
このブログ運営を通じて少しでも多くのお土産に触れていきたい。

更新日:

Copyright© 日本全国お土産ライブラリーOmiii , 2024 All Rights Reserved.