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By Sakoppi (作者撮影) [GFDL or CC BY 3.0], via Wikimedia Commons

鹿児島といえば薩摩蒸気屋のかるかん饅頭とかすたどん!

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鹿児島の銘菓、明石家の「軽羹ーかるかん」

どんな和菓子?

鹿児島のお土産の中でも非常に上品でいてシンプルな和菓子、明石家の「軽羹(かるかん)」をご紹介します。どんな和菓子かと言いますと、原材料に米の粉と自然薯(じねんじょ=山芋)をふんだんに使った羊羹(棒羊羹)のかたちをした、とてもシンプルな製法で作られている和菓子です。空気をたっぷり含んで蒸されていて、「白くてふんわり、柔らかい」という特徴があります。
そして際立って白い、本当に真っ白な和菓子です。しかしそのシンプルな出で立ちからは想像もつかないほど”コク”のある深い味わいです。

軽羹の歴史

遡ること300年前、江戸時代に誕生しました。当時の薩摩藩の藩主が50歳の祝いの席に用いたのが「軽羹」でした。
他の大名家でも祝いごとに「軽羹」を三汁十菜のご馳走に用意されていました。婚礼・年始・賀儀などの重要な日に登場するほど格式の高いお菓子でした。

栄養もある!軽羹のウレシイ効能

自然薯がたっぷり含まれている軽羹。自然薯にはタンパク質・ビタミン・ミネラル・消化酵素のアミラーゼやアルギニンなどの強壮作用のある酵素も多分に含まれています。
よって栄養満点なうえにスタミナ増進にも期待大です。その真っ白な見た目とは裏腹に、とても栄養価の高い和菓子です。

お土産のシチュエーションで選べる豊富な種類

大きく分けて2種類あります。元祖軽羹は羊羹状の”四角い”形のもの。
もう一つは現代でも馴染みの深い”饅頭”の形のもの。違いは形だけではなく”あん無し”と”あん有り”の違いがあります。
四角いものがあん無し。饅頭があん有りです。四角い羊羹状のものはサイズが「2号・3号・4号・8号」とあり、さらに食べやすい大きさに一つ一つ包まれているタイプもあります。
饅頭タイプは大きさは全て同じで、食べやすい大きさに一つ一つ包まれていて、個数が「8個・10個・12個・15個・20個・24個」と選べます。

また、饅頭タイプには「KAGOSHIMA by ROLA」というキャンペーンでモデルで有名なローラさんがコラボした「WAGASHI by ROLA」の新作和菓子で「安納芋」と「黒豆」も現在販売中です。安納芋は「安納芋・クリームチーズ・アーモンド」を使ったもの。黒豆は「黒豆・クリームチーズ」を使ったものです。

なぜお土産に軽羹?

軽羹はお土産、手土産にはもってこいの和菓子です。その理由は「上品でいて素朴」なところにあります。

例えば知人の家や実家、大切な方のお家にお邪魔するとき。必ず手土産を持っていきますが、そのお相手の雰囲気にもよりますが、何を持っていけばいいのか迷いますよね。
あまりに高価なものを持っていっても厚かましいし、逆に安価で派手な手土産では相手にとっては失礼に値する場合があります。

しかし軽羹はというと、一切飾らない純白の姿をしていながらもコクのあるとても上品な味の和菓子です。お相手の方に厚かましいとは感じず、謙虚な印象を与えられます。

そして実際に一緒に食べても味はとても上品で話も弾むはずです。鹿児島にお住まいでない方にお土産として持ってかれる方は、見慣れないその姿に驚くと思います。なので先ほどご紹介した知識を少し頭に入れていき、紹介をしながら舌鼓をすればきっと素敵な時間を過ごせるはずです。

実際に食べてみて

筆者の私自身、鹿児島出身の父親を持つため小さい頃から食べているのですが、もうご紹介した通りの素晴らしさです。まず食感は「お饅頭とお餅の間」という感じですね。
弾力がありながらも歯切れのいい食感です。そして雑味のない素朴な甘みが口の中に広がります。
素材本来の味が十分に味わえる一品です。あん有りの饅頭タイプのものはあんの甘みが加わり小豆の香りが鼻に抜ける感覚です。あんこも非常に優しい味なので、甘すぎたり軽羹本来の味が消えてしまうこともなく、ふわっとあんこがプラスされるイメージです。

そして、オススメの食べ方ですが「温かい緑茶とあん無しの軽羹」です。これを超える食べ方はありません。とにかく温かい緑茶との相性が抜群です。
雑味の無いシンプルでいて素朴な軽羹を食べた後に残る自然な甘みと香り、そこに香りの豊かな温かい緑茶を一口。口の中はほのかな甘みを残して、緑茶の香りが鼻に抜けていきます。
自分のお家にお客様を招くときや、大切な人を招くときは是非温かい緑茶を入れ、素朴なあん無しの軽羹を添えて出してみてください。きっと素敵な時間を過ごせます。

欲しいけど鹿児島まで遠い

なかなか鹿児島まで出向けない方、それでも一度食べてみたい!という方はネットでも購入することができます。メーカーが違うものなどになりますが、雰囲気だけでも知りたいという場合はネットでお試ししてみることも良いでしょう。

実際に現地に行かれる方は鹿児島市内に14店舗ほど店舗があるそうなので、同じくホームページに掲載されていますので是非。

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かるかん饅頭の商品情報・賞味期限・製造者

商品名かるかん饅頭
製造者・販売者合名会社 明石屋菓子店
住所鹿児島市金生町4-16
賞味期限-
購入場所鹿児島市内に14店舗
価格1,512円(税込)8個入り

東京都在住。
週末に家族と出かけ、そこで出会うお土産を収集するのが趣味。
お土産は旅の思い出をぐっと深く、豊かにしてくれる特別な買い物だと思っています。
このブログ運営を通じて少しでも多くのお土産に触れていきたい。

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