仙台市と人気を二分する七夕まつりを開催する都市として有名な神奈川県平塚市ですが、ここはプロサッカーチーム「湘南ベルマーレ」のホームスタジアムがある都市としても有名です。
また海岸では大きな波が生じるために、サーファーが集まるところでもあるのです。このように平塚市はお祭り、そしてスポーツが盛んな街です。
いわゆる湘南地区の一部であるために気候が良く、住みやすい街として知られていましたが、最近オープンした大型ショッピングモール「ららぽーと」の存在や街歩き番組のロケが行われるなど、その知名度は徐々にアップしています。
そんな平塚市ですが、やはりここでしか購入できない有名な食べ物が数多く存在します。ではお土産として人気のあるそれらの食べ物についてご紹介したいと思います。
平塚市でおすすめのお土産
弦斎カレーパン
人気アイドルユニットの冠番組や街歩き番組などで取り上げられて以来、一躍有名になったのが「弦斎カレーパン」です。なぜこのような名前がついたのかというと、小説家、そしてジャーナリストとして活躍した村井弦斎によって考案された「弦斎カレー」をパンにしたからです。
このパンを一口食べると「何か違うぞ」という感覚に陥ります。それもそのはず、このパン生地には米がミックスされており、よりカレーライスに近づけようとしているのです。またこのカレーパンには福神漬けが入っています。カレーそのものはスパイシーですが、そんな中にあって福神漬けの甘さは程よいアクセントとなっています。この「「弦斎カレーパン」は平塚市では有名な高久製パン(株)によって製造されています。
湘南八鶏 鶏まん
一般的な肉まんには豚肉が使用されています。しかし「湘南八鶏 鶏まん」は名前が示す通り、鶏肉を使用しているのです。この「鶏まん」は鶏肉専門店である「鳥仲商会」によって製造、販売されています。そしてこの「鶏まん」にメインで使用されてるのは「信玄どり」で、この鶏肉は一般的な鶏肉よりも低脂肪、低コレステロール、そして高たんぱくであることで知られています。
この「信玄どり」にハス、シイタケ、そしてネギをミックスしてタネを作ります。野菜のシャキシャキした歯ごたえと「信玄どり」のジューシーな味わいが病みつきになります。購入後は蒸し器で12分蒸すか、水をかけてラップで巻き、電子レンジで2分加熱すると食べることができます。
湘南こっこからあげ
「湘南こっこからあげ」も「鳥仲商会」自慢の「信玄どり」を使用した唐揚げです。自然糖「トレハロース」を混ぜた飼料を食べ、大自然の中で育った「信玄どり」はじっくり煮込んだ秘伝のタレに漬け込み、しっかりと味付けされます。何と唐揚げを作るのに約3日を費やし、最後は自家製鶏油でカラッと揚げて出来上がります。
「湘南こっこからあげ」は「信玄どり」の特徴が活かされた最高の逸品です。ご飯のおかずとして食べるのはもちろんのこと、サンドイッチの具としても使用できるなど、様々なアレンジメントが可能です。ちなみに「湘南こっこからあげ」は第6回かながわフードバトル、湘南グルメグランプリ2013などで金賞を受賞するなど、神奈川県内では有名なグルメとなっています。
ラオシャンの生タンメン
酸味のあるラーメンを提供する店として市外からもたくさんのお客さんが来店する「ラオシャン」ですが、ここで販売されている「生タンメン」もお土産としてお勧めできます。もともとお店で食べてもリーズナブルな価格の「タンメン」ですが、何とお持ち帰りにすると1人分250円という価格で購入できます。スープもついているために、「ラオシャン」の味が自宅で再現できるのです。
ラーメンが大好きであるものの、忙しくてラーメン店になかなか足を運べないという人は少なくありません。自宅から遠いところにあるラーメン屋でしたら、なおのこと足は遠のくでしょう。このような状況を考えると、「ラオシャン」の「生タンメン」はかなり喜ばれる平塚土産の1つであると言えます。
都まんじゅう
昔から今に至るまで、平塚の名物となっているのが「都まんじゅう」です。以前は駅前にある店舗のガラス窓から機械で作られる「都まんじゅう」が良く見えたため、子どもたちが集まって製造過程をじっと見ている様子が風物詩でした。
(株)つるや製菓が製造、販売を行っているこの和菓子は、どら焼きの皮のようなものに白あんが入った一口サイズの饅頭です。小ぶりであり程よい甘さが癖になる美味しさで、一度食べたら止まりません。
販売所は今も平塚駅の北口にあり、連日多くの人で賑わっています。とりわけ七夕祭りのシーズンになると行列ができるほどのお客さんが集まります。サイズが小さいこともあって1つ35円と安く、ときには大量購入する人もいます。
湘南ポテト
美味しいスイートポテトを販売しているお店として有名なのが、平塚市代官町14-2にある「アンセプス」です。ここで販売されているスイートポテトは「湘南ポテト」と名付けられており、形も一般的なものとは多少異なります。それは台湾などで有名な「エッグタルト」に似ています。
作り方はまずパイ生地を敷き、そこに湘南地区で収穫したさつまいもを銅鍋で炊き上げ、バターと生クリームをミックスしたものを流し込むのです。仕上げにこれをオーブンで焼き上げ、完成です。
パイ生地とさつまいもの組み合わせとあって、小ぶりながらも満腹感を生じさせるスイーツです。また緑茶にも、そしてコーヒーや紅茶ともマッチするために、多くの人に好まれるお土産です。
公園通りの石畳
「公園通りの石畳」という名前を聞いても、どのような食べ物なのか想像もつかないという人は少なくないはずです。これは「シルスマリア」というお店で販売されている生チョコです。なぜこのような名前がついたのかというと、四角い生チョコが箱の中に石畳のようにして納められ、販売されているからです。もしかすると「生チョコなど、どこででも購入できるのでは?」と思われるかもしれません。しかしここ「シルスマリア」で「公園通りの石畳」を購入することには大きな意味があります。
「シルスマリア」は生チョコ発祥のお店なのです。そして「公園通りの石畳」は2017年のモンドセレクション最高金賞を受賞した商品で、このとき以来有名になったのです。
ドレスデン風バウムクーヘン
平塚市八重咲町24-28にある「コンディトライ・バッハマン」で販売されている「ドレスデン風バウムクーヘン」はバウムクーヘン職人の最高権威であるドイツマイスターによって作られています。そのためこのスイーツは本場ドイツのバウムクーヘンと何ら変わりありません。
バターの香りが強いイメージのバウムクーヘンですが、「ドレスデン風バウムクーヘン」は食べるとシナモンの香りが口の中に広がります。外側にはサクッとした食感の生地を使用しており、中はしっとりとしています。
また見た目も美しく、切り株のきれいな年輪のように焼き上げるためにドイツ・シュレー社のバウムクーヘン専用機を使用しているのです。
バウムクーヘン好きの人にはたまらない逸品です。
湘南チーズパイ
手軽に食べられるチーズ菓子である「湘南チーズパイ」も人気があります。これは「湘南クリエイティブガトー葦」で販売されている洋菓子です。サクサクした食感のサブレとパイ生地の間にエダムチーズを入れ、その周りに細かい粉砂糖を振りかけた、ちょっとリッチなパイに仕上がっています。
「湘南チーズパイ」はおしゃれなパッケージに入っているために、お土産にぴったりです。そして軽い洋菓子であるにもかかわらずチーズのコクがしっかりしているために、物足りなさを感じることはありません。また重たいものをお土産に持って帰ると疲れてしまいますが、この「湘南チーズパイ」は重量が軽くてかさばらないために、お土産に重たいものを持って帰るのが嫌だという人にもお勧めできる商品です。
エッグ・アーモンド
「ちぐさ本舗」で販売されている「エッグ・アーモンド」も平塚で有名なスイーツです。これは卵と白あんを使って作り上げた和菓子に、アーモンドがのってるお菓子です。このお菓子が一躍有名になったのは、第19回全国菓子大展覧会で金賞を受賞したからです。それ以降、「エッグ・アーモンド」は平塚市観光協会の推奨銘菓ともなったのです。
このお菓子を販売している「ちぐさ本舗」は平塚市達上ケ丘13−16に位置しており、平塚駅からは少し離れています。しかしここに行く場合は平塚駅からバスに乗り、「市民病院前バス停」で下車すればすぐに見つけることができますので、それほど難しいルートではありません。
全国的に有名なお菓子を一度食べてみたいという人や、お土産として買っていきたいという人は、ここを訪れる価値ありです。
浜降あられ(マヨネーズ)
隣の寒川町に住んでいるくせに、この茅ヶ崎のおせんべい屋さん「三河屋」の浜降あられを手土産にもらうと、すごく嬉しいです(もちろん、自分でも各地各所への手土産に持参することが多いです)。
様々な種類のおせんべいがあるお店で、茅ヶ崎のエメロード店ではご進物用・お徳用と言う風に、目的に応じて同じ商品の包装別が取り揃えてあります。(香川の本店は行ったことがありません、すみません)
毎年7月に行われる、有名な浜降祭から名づけられた「浜降あられ」は種類が豊富で、ゴマ入り「サザン」やハチミツなども美味しいのですが、中でもお持たせとして一番ウケがいいのがこのマヨネーズ味。サクサクの軽い食感、リッチな味わいが絶妙です。個包装でキャンディ型にひねってあるのが、特に小さいお子さんのいる家庭などでは喜ばれます。
マヨネーズとは言え、甘ったるい感じでは全くありませんので、おつまみとしても優秀です。茅ヶ崎へお越しの際はぜひ、エメロード商店街に立ち寄って「浜降あられ」をご賞味ください!