長野県は毎年多くの人が訪れる観光地です。たとえば国宝である松本城が存在する松本市は城下町として栄え、多くの外国人が好んで訪れる場所となっています。
同じく長野市にある善光寺も国宝です。本堂は撞木造と呼ばれる独特の構造であり、江戸中期仏教建築の傑作として知られています。このように長野県には日本が誇る観光名所が多々存在します。
また長野県はアクティブな活動を好む人たちが訪れるところでもあります。
たとえば白馬八方尾根スキー場は有名なスキーリゾート施設です。1998年の長野オリンピックの際にアルペンスキー、そして複合の競技会場となったことでも有名です。このように様々な魅力を兼ね備えた長野県ですが、お土産として購入できるものも魅力的なものばかりです。
ではそのうちのいくつかについてご紹介したいと思います。
魅力的な長野県のお土産を紹介
丸山珈琲のブレンド
もしかすると「長野県のお土産でコーヒー?」と思われるかもしれません。丸山珈琲は1991年に丸山健太郎氏によって創業さ、本店を軽井沢に構えるコーヒー店です。ここで販売されているコーヒー豆は長野県で収穫されたものではありません。オーナーの丸山健太郎氏が直接産地に赴き、購入しているものです。
ちなみに丸山氏はコーヒーの国際品評会に世界で最も多く参加している国際審査員であり、彼がチョイスするコーヒー豆はみな一級品です。丸山珈琲ではこの豆を独自の方法で焙煎し、販売しています。この店にはたくさんの種類のコーヒー豆がありますが、中でも特に人気なのがオリジナルブレンドです。この商品は美味しいコーヒーを飲んで特別な気分を味わいたいという人たちに好まれています。
あめせんべい
長野県松本市には飯田屋飴店という老舗があります。創業寛政8年の老舗飴店ですが、現在ではリノベーションによって非常におしゃれなお店となっています。様々な種類の飴や砂糖菓子が販売されていますが、その中でもお勧めなのが「あめせんべい」です。
本来、飴は舐めるものです。しかしこの「あめせんべい」はいわゆる食べる飴です。粒子の細かい粉末の砂糖を薄く延ばして煎餅状に仕上げたこのお菓子を口に入れると、サクッとした食感を味わうことができます。しかし原料は飴であるために、口に含んだ後はそれがスッと溶けるのです。
この不思議な食感が病みつきとなり、リピーターも多くいるほどの人気商品です。「あめせんべい」をお土産として購入し、この不思議な食感を家族や友人に味わってもらうというのはいかがでしょうか?
野沢菜漬け
長野県下高井郡野沢温泉村大字豊郷9511には野沢菜本舗というお店があります。そこで販売されている「野沢菜漬け」も有名なお土産です。長野県ではおなじみの漬物ですが、ここ野沢菜本舗で販売されている「野沢菜漬け」は野沢温泉で栽培された減農薬栽培の野沢菜を使用しています。また無添加であるために安心して食べることができるのです。この商品は地元の味を満喫したいという人にお勧めです。
野沢菜本舗では四季折々の山菜を漬物にして販売しています。そのためお店で販売されている商品は季節によって異なります。やはり一番種類が多くなるのは春の時期ですが、それでも長野県の漬物といえば「野沢菜漬け」という人も多く、この商品は常に高い人気を得ています。
おやき
長野県のお土産と聞くと、「おやき」を思い浮かべる人は少なくないはずです。見た目は大判焼のように見えるために甘いお菓子をイメージしがちですが、「おやき」の中には様々なものが入っています。もちろん甘味のある南瓜や粒あんといったものもありますが、その他にも野菜ミックスや野沢菜、そしてねぎみそなど様々なものが存在します。
そのためおやつとして購入する人もいれば、空腹を満たすための食べ物として購入する人もいます。この「おやき」が有名な長野県内のお店はいろは堂で、ここで販売されている「おやき」はモチモチの皮の表面がカリッと焼かれており、噛んだときの食感が何とも言えません。お土産に全ての種類の「おやき」を1つずつ購入していく人もいます。
信州まるごとリンゴパイ
昔から高い人気を得ている長野県のお土産の1つとして知られているのが、「信州まるごとリンゴパイ」です。この商品は長野県内のお土産屋さんやサービスエリアなどでも購入する事ができます。名前が示すように密漬けされたリンゴを丸ごとパイ生地で包んだこの商品は、ちょっと豪華なアップルパイといったところでしょう。また見た目も可愛らしく、お土産として持ち帰るには最高の商品です。
アップルパイは多くの人に親しまれている洋菓子であるために、この「信州まるごとリンゴパイ」はたいていの人に喜ばれるお土産です。そのため旅行や仕事で長野県を訪れたものの、お土産に何を購入したらよいかわからずにで迷ってしまうという人にもお勧めできる商品です。
旬摘みりんごのアップルパイ
りんごの木という長野県で展開している洋菓子店で長野駅前限定で毎日焼きたてを提供しているのがこの旬摘みりんごのアップルパイです。約18センチの長方形の形で紅玉をふんだんに3個も使用して焼き上げています。アップルパイはふじの品種で売っている所は多数ありますが紅玉を使って焼きたてを出しているお店はここ以外知りません。酸味が特徴でアップルパイとして焼き上げた時は紅玉が一番美味しいと言われている通り、酸味と甘みのバランスが良く、3個もふんだんに使っているのでりんごの食感も感じるほどに大振りなカットでパイの中にゴロゴロ入っています。瑞々しく旬の時期に収穫しているからこそ出来る食感と量なのでこれは長野でしか買えない商品だと思います。厚みのあるパイ生地は焼きたてのサクサクっとした食感とりんごの甘い香りとバターの風味が絶妙で思わず箱に鼻を近づけて香りを楽しまずにはいられません。長野に来たらこれを買わずに帰るなんて出来ません!
栗鹿ノ子
ちょっと大人の雰囲気を漂わせる和菓子をお土産として購入したいという人にお勧めなのが「栗鹿ノ子」です。これはいわゆる栗きんとんです。しかしその製法にはこだわりが見られます。まず使用されているのはごろっとした大粒の栗であり、見た目が非常に豪華です。またこの栗を包み込むようにして存在する栗あんは、栗そのものを練り上げて作られています。つまり「栗鹿ノ子」は栗そのものを活かした和菓子なのです。
また「栗鹿ノ子」をさらにまろやかに仕上げた「まろやかのこ」も人気商品です。そのためこの2つをお土産として購入し、栗の風味を満喫してもらうというのも良いかもしれません。またパッケージもおしゃれであるために、お土産として適した商品です。
わさび豆
長野県安曇野市穂高3640にある大王わさび農場ではわさびを使った様々な商品を購入する事ができます。その中でもお勧めなのが「わさび豆」です。使用されている豆はグリンピースで、大豆ではありません。実のところわさびとグリーンピースの相性は抜群で、ソフトな歯ごたえにわさびのピリリとした辛みが癖になる逸品です。
またこの商品には海苔が使用されており、わさびと海苔の香りが食欲をそそります。大王わさび農場ではわさびチョコレートやわさびかりんとうなど、甘さと辛さのマッチングが売りの商品も多々販売されています。このようなものをお土産として購入する事もできますが、いわゆる王道のお土産を購入したいのであれば、やはり「わさび豆」がお勧めです。
りんごのささやき
「信州まるごとリンゴパイ」に続き、りんごをメインとしたお勧めのお土産が「りんごのささやき」です。この商品はりんごチョコレートとホワイトチョコレートをウエハースに包んだ大人の雰囲気を漂わせる洋菓子です。紅茶やコーヒーが好きな人に購入すると喜ばれるかもしれません。またこの商品は使用されている材料にもこだわりが見られます。
まず使用されているりんごは国産のふじりんごです。「りんごのささやき」が爽やかなりんごの風味を醸し出すのは、ふじりんごのおかげです。また使用されている蜂蜜は栗の花から採取した希少なもので、口溶けの良さやコクはこの蜂蜜によります。加えてウエハースに使用されている小麦粉は長野県産のもので、地元の素材にこだわった商品となっています。
りんご乙女
長野県といえばりんご。避暑地のイメージもあり、旅行で訪れる方も多いのではないでしょうか?長野に旅行に行った際におすすめのお土産が「りんご乙女」です!長野県のりんごをそのままフリーズドライにし、そのおいしさがぎゅっと詰め込まれたお菓子です。長野らしいお土産を探していたところ、たまたま通りかかったお土産屋さん。試食があったので、一枚いただき購入することを決めました!手にしてみると甘酸っぱい香りが広がり、食感はエアリー。りんごそのままの甘酸っぱさと軽い食感が気に入り購入することにしました。私は10枚入りを購入しましたが、さらにたくさん入っているものもあったので、職場やたくさんのお友達へのバラマキ土産としてもおすすめです。実際私は職場の同僚に配ったのですが、みんなおいしいと気に入ってくれたようです。中には「これおいしいよね!大好き!」と言っている方もいました。
雷鳥の里
長年長野県内で販売されているお土産はたくさんありますが、「雷鳥の里」もそのうちの1つです。何とこの商品は販売されてから40年が経つという、長野県のお土産の中でもロングセラー商品として知られているのです。「雷鳥の里」はクリームを欧風のせんべいで挟んだようなお菓子で、パッケージには雷鳥がデザインされています。飽きの来ない味であり、日本茶にもコーヒーにもマッチすることから、多くの人によって購入されています。
この商品も長野県土産として何を購入したらよいのだろうと迷ってしまう人にお勧めできます。またお菓子1つ1つが個別包装されているために、同僚がたくさんいる職場で働いている人たちによっても購入されることの多い商品です。
巣ごもり
創業明治元年の老舗、菓子処いと忠が製造、販売している「巣ごもり」は名前が示す通り巣にこもる卵をイメージして作られたお菓子です。まろやかな黄味餡をホワイトチョコレートで包み、可愛らしいフォルムが作り出されています。外見とは裏腹に味はしっかりとしており、食べた瞬間に高級和菓子であることが理解できます。上品な甘さが大人の雰囲気を感じさせるもので、日本茶との相性は抜群です。
「巣ごもり」にはオリジナルの他にも長野県の特産であるりんごを使用したもの、そして季節限定商品や長寿祈願のための商品などが用意されています。そのため毎回同じ「巣ごもり」に出会うのではなく、季節によって異なる「巣ごもり」に出会うことができるのです。
カントリーマアム信州巨峰・カントリーマアム信州りんご
長野県の善光寺を旅行した際に会社へのお土産用に購入しました。おなじみ「カントリーマアム」の信州限定の味です。事務所の人数が30人足らずぐらいなので、16枚入りのこちらの商品を各1個ずつ購入しました。配布する数が多いと、その土地ならではのお菓子を買うとどうしてもお土産にお金がかかってしまうのが悩みどころですが、かといってコスパを重視してパッケージを各観光地用に変えただけで中身はどこで買っても一緒、のようなものを買うのはつまらないという思いがありました。そのなかで見つけたこちらの商品ですが、確か1箱600円ぐらいで16枚入りとコスパが良く、さらに限定の味という、その土地ならではのものだったので購入を決めました。食べてみた感想について、しっとりとした食感はまさしくカントリーマアムそのものですが、りんごや巨峰のジューシーな香り甘みが口に広がり、さわやかで美味しい味でした。
購入場所:善光寺参道「たきや」
小布施竹風堂どら焼山
信州旅行に行くと必ず購入するお土産が小布施堂のどら焼山です。小布施堂は栗をたっぷり使った和菓子で有名ですがなかでも、このどら焼きは絶品です。普通のどら焼きとは違い中身が小豆餡ではなく栗餡なので、ごく一般的などら焼きよりも、より上品で贅沢に仕上がっています。
ふんわりとしていてかつしっとりとした口当たりのどら焼きの皮の中には、この栗餡がたっぷりと入っており、栗餡には栗のつぶつぶも残っているので非常に食べ応えがあります。栗の風味が口いっぱいに広がるので栗が大好きな人には小豆餡のどら焼きよりも間違いなく人気がある商品だと思います。
お値段も一個あたり200円ちょっとなので栗使用のお菓子としてもリーズナブルです。店舗での購入のほか通販にも対応しているので全国どこからでの購入可能です。また好みの個数を箱に詰め合わせにしてもらえるので贈答にもお土産にもちょうど良いでしょう。また10日の日持ちもするので、遠方への方へ送る場合でも安心できます。
購入場所:小布施竹風堂本店
小布施堂の栗かのこケーキ
小布施堂の栗かのこケーキは、栗かの子で有名なお店が作った和菓子と洋菓子の良いとこどりをしているパウンドケーキです。ずっしりとしたパウンドはバターがたっぷりですが、それに加えて栗餡が練り込んであるので、口に入れて味わうと瞬間に栗の風味が口いっぱいに広がります。栗好きの人にはまさに天国です。
10センチほどの小さめパウンドですが、厳選された栗がどっしり真ん中に隠れているのでスライスするごとに断面に栗の存在感が光ります。小ぶりのパウンドでも以外にずっしりとくるので満足度が高いと思います。和パウンドケーキとしては完成度が非常に高いので、グルメの方へのお土産にもぴったりです。
栗かの子パウンドは、日持ちが製造日から2週間程度なのであまり長持ちはしませんが、あらかじめ切り分けて置いてラップに包んで冷凍しておくというのもおすすめです。食べたい時に自然解凍で美味しくいただけます。
ノアノア信濃ケーク
信州に聳える山、浅間山をイメージして作られたケーキです。山をイメージした三角の特徴的な形をしたこのケーキはパウンド生地ではなくメレンゲ生地で作っています。メレンゲの生地で作ると一番表面の部分はカリカリっと軽くサクサクした歯ごたえがして生地の中心部はしっとりとした食感で焼き上がります。この二つの食感にくるみの香ばしさと後味に来るほろ苦さが合わさってとても大人向けな味わいです。表面には浅間山に雪が降り積もった様子をイメージして粉糖がかけられているので一口目は甘めですが最後にはくるみの渋みが舌に残るので甘すぎる事なく上品な味わいが楽しめます。また、洋菓子には砂糖やバターが沢山使われているのでカロリーも和菓子に比べると高めですがこのケーキは一般的な洋菓子よりもカロリーが低く甘いものが苦手な人でも食べられるような上品な味わいになっているので年配の方や食事に気を使っていて贈答品選びに迷っている方には最適なお菓子だと思います。