世界遺産にも登録された熊野三山とその参詣道や、ミカンの出荷量日本一や国内有数の温泉地でもある和歌山県の紀南エリアのお土産品をご紹介いたいします。
この紀南エリアですが特に昔から有名なのが白浜温泉です。新婚旅行は熱海か白浜かと言われていたほど日本のリゾート地の一つであり、今でも国内旅行では人気のあるエリアです。
今ではパンダの町として一躍を担った南紀白浜アドベンチャーワールドが老若男女問わずの人気スポットとなっています。
また、ミカン同様に紀南エリアでの特産品でもある南高梅の産地であるみなべ町や田辺市では、毎年1月下旬~3月~初旬と梅の見ごろになると紀州みなべ梅林・田辺梅林では梅林祭りが開かれます。一目百万、香り十里と称されるほどの見事な梅の花を楽しむことができます。そんな紀南地方のお土産オススメベスト10です。
紀南エリアで買いたいおすすめのお土産
福菱のかげろう
こちらの商品は、白浜町に本社を置く紀州の銘菓福菱が製造・販売をしている和製パフケーキのようなお菓子です。スポンジでもなくモナカでもないサクフワっとした薄い生地の中にはあっさりとした優しい甘さのクリームが入ったシンプルなお菓子です。シンプルではあるんですが、どこか懐かしくもあり新しい食感でお口の中と心を満たしてくれる一品です。白浜では一番の人気土産菓子と言っても過言ではないぐらい地元民も大好きなお菓子です。地元を走る路線バスの車体にもかげろうの広告が載っており、昔旅行で白浜を訪れたことのあるご年配の方々も知っているほど、白浜土産と言えば’かげろう’という認知度です。仕事場ご近所への配り物に迷ったらこの商品が一番です。
たな梅の南蛮焼(なんばやき)
田辺市に本店のある、たな梅さんの南蛮焼きですが、紀南地域ではお節料理の一品に加えられるほど人気と歴史のある焼き蒲鉾です。紀伊水道と太平洋に面していることもあり海産物が豊かで和歌山に行けばおいしい魚が食べられると京阪神をはじめ関東の方も食を求めて足を運ぶ方も多いのではないでしょうか?その中でも、南蛮焼きは美味しい和歌山の海で獲れた新鮮な「エソ」「グチ」を使ったかまぼこです。普通の蒲鉾のように薄く切って食べるよりも厚手に切ってそのまま食べるか、刺身を食べる時と同様に醤油とわさびで食べると、しっかりとした食感を味わうことが出来るのでおすすめです。お土産に魚はなかなか持って帰れないですが、この南蛮焼きならお土産やご贈答にも使えてとても便利です。
天然物専門店もとや あじのみりん干し
南高梅で有名なみなべ町に店舗がある「もとや」さんのアジのみりん干しのご紹介です。このお店は他にもイカの一夜干しや干物など他にもおいしい海産物を販売しているのですが、そのなかでもアジのみりん干しはイチオシです。何よりもすぐ目の前が太平洋なので新鮮なアジを仕入れることが可能で、釣り好きの方なら知っているかもしれませんが、みなべの堺漁港が目の前にあります。都会のスーパーでもアジの開きや一夜干しは売っていますが、全然違います。まず本当に新鮮なので臭みがないという点と、もとやさん独自のタレに付け込んで干しているので焼いたときの香ばしい香りとタレの味がよりいっそう魚の味を引き立ててくれます。ここでしか買えない逸品ですのでご近所さんももちろんですが自宅へのお土産として最適です。
鈴屋 デラックスケーキ
JR紀伊田辺駅前の駅前通りにお店を構える鈴屋さんのデラックスケーキのご紹介です。何といっても懐かしい感じのあるお菓子なんです。手の平に乗るぐらいの大きさで、デラックスとは名ばかりなんですが(笑)甘いものが大好きな人にはたまらないと思います。中はスポンジ外はホワイトチョコレートでコーティングされている非常にシンプルなお菓子です。田辺駅からくろしお号に乗って帰るまでのちょっとした時間に立ち寄ってまずは1箱3つ入りを買って帰ってみてください。翌日のお茶の時間にコーヒーと一緒に召し上がればすぐにドハマりしてしまいます。どこにでも売ってそうな味だけれども、意外と同じようなものが売ってないんです。凄く懐かしい哀愁漂うような味なのでぜひ一度ご賞味あれです。
プラム食品 プラムハニップ
田辺と白浜の間に上富田町というところがあり、そこに本社と工場を構えるプラム食品さんの梅ジュース「プラムハニップ」のご紹介です。梅の産地でもある紀南エリアなので梅の加工会社はたくさん存在します。その中でもプラム食品さんの梅ジュースは純粋に美味しいです。砂糖とハチミツと青梅だけで生成されているので梅独特の酸味を抑えつつもしっかりと梅の香りが残るお子様も安心して飲めるので自家用車でご旅行の際には1箱買って車に積んで持って帰るのがおススメです。無駄な味が無いので飲みやすく何回も言いますがおいしいです。持って帰って近所のお子様たちに配るのにもちょうどいいサイズなので、お荷物に余裕のある方は買って帰ってみてはいかがでしょうか?
かどやのうすかわまんじゅう
白浜町内に本店を置く老舗中の老舗で、しかもおいしいで有名なかどやさんです。うすかわまんじゅうが何よりイチオシです。名のごとく、白の薄い皮で覆われているおまんじゅなんですが、中にはあんこがぎっしりつまっていて、薄い皮から中が透けてあんこが見えるほどなのですが、薄くもしっかりとした皮で一口食べると止まらなくなります。ぎっしりと詰まったあんこなんですが、安物のまんじゅうのように飽きる甘さではないです。優しい甘さでしつこくない上品な小豆の味わいが口の中を満たしてくれます。そして、薄くもしっかりとした皮ですが、この皮もほんのりと甘みが感じられるので二種類の和の甘みを堪能することが出来ます。生菓子なので2・3日程しか日持ちしないので仲のいいご近所さんと旅の話と召し上がっていただけるお土産の一つです。
プラム工房岩本食品 梅干し
和歌山紀南と言ったら外せないのが梅干しです。梅干しと言ったら酸っぱくないと(個人の感想)なんですが、プラム工房さんは酸っぱい梅干しから酸っぱくない梅干しまで製造販売されております。その中でもオススメは「白干し」といってTHE梅干しと言える酸っぱい梅干しです。南高梅の本場みなべ町の工場で漬けられた梅なんですが、酸っぱさがちょうどいいんです。個人的な感想ですが、白ご飯の上に乗せて身を潰しながらご飯と一緒に食べるのが第一段階です。そのあとに、お茶漬けにして食べると酸っぱさとご飯の甘みでお腹の中がスッキリと落ち着かせてくれる丁度いい塩加減なんです。まさに、ええ塩梅です。和歌山に行ってきたよというお土産となれば紀州南高梅の梅干しがどのご家庭にも喜ばれるのではないでしょうか。
那智黒総本舗 黒飴那智黒
とりあえず会社のデスクにご自由にどうぞぐらいのお土産として丁度いいのではないでしょうか。那智の滝で有名な那智勝浦町のお隣のクジラで有名な太地町名物の黒飴です。県内ならおそらくどこにでも売ってると言っても過言ではないぐらい和歌山県民の喉のパートナーです。とにかく黒糖の甘さがしっかりとしていて甘くてずっと舐めていたくなるんです。しかも創業が明治10年と歴史のある飴なんです。那智黒を持っていけば誰もが和歌山に行ったんだねと分かるぐらい広い世代に知られている商品なので一番お手軽なお土産になること間違いなしです。色んな黒飴がありますが、那智黒が一番安心して食べれる飴ではないかと思います。個別包装になっている物もあるので色んな所にばらまけるお土産になっていいかもですね。
福菱 柚モナカ
またまた福菱さんの商品です。カゲロウに次ぐ品気商品の柚モナカです。色んな柚もなかがありますが、ここの柚モナカはしっかりと柚の香りが漂うんです。関西でも柚モナカと言えば白浜名物だねと言われるほど紀南地域でのお土産には重宝されて言います。大きさも丁度よく、小さめのモナカなんですが中にはしっかりと柚の餡が入っていてお茶菓子にもピッタリな商品なんです。味も甘すぎず、かと言って柚がキツイかというと、香はしっかりとしていて食べた後に口の中に柚の風味が残って味わい深くてお土産として喜ばれるのではないでしょうか。白浜駅や紀伊田辺駅の売店でも手に入れることが出来るので、お土産の買い足しにも、うっかり買い忘れてもさっと買えるのがありがたいです。
じゃばら村センター じゃばらぽん酢 じゃぽん
かなりレアな一品のご紹介です。北山村という和歌山の飛び地にある地域にしかない柑橘果実「じゃばら」を使ったぽん酢です。ここ最近でも花粉症にいいとかアレルギーに効くなどと話題になっているジャバラなんですが、これが手に入るのはここだけなんです。普通のポン酢に比べると柑橘系の酸っぱさがありますが、さわやかな酸味なのでお魚料理やお肉にもピッタリな味わいです。これをお土産として買って帰れば、まず「じゃばらって何?」から始まり、旅の土産話にも花が咲くこと間違いなし。そして、このじゃばらの味に病みつきになること間違いなしです。なかなか手に入らない物なので何本かまとめて購入してご自宅用ご近所用とお土産の分別をするのもありです。