佐賀県にある唐津市は、戸時代初期の町割りがそのまま残り、随所に歴史の足跡をとどめる城下町です。江戸時代に城下町として整備されて以来、武家文化や町人文化が発展し、有名なお祭り「唐津くんち」や焼き物「唐津焼き」を生み出しました。
毎年11月2日~4日の3日間にわたって開催される、「エンヤ、エンヤ」「ヨイサ、ヨイサ」のかけ声で曳山(ヤマ)が通りを駆け抜ける勇壮なお祭りは、ユネスコ無形文化遺産「山・鉾(ほこ)・屋台行事」に唐津神社の秋季例大祭「唐津くんちの曳山行事」として2016年に登録されました。
また唐津市呼子町では、一年を通して透き通った美しいイカが有名です。そのイカを求めて、天気の良い日は ツーリングの目的地として選ばれる地域であり、街は賑わっています。
佐賀県唐津市のおすすめお土産
大原松露饅頭
一番人気である薄いカステラの生地のなかにたっぷりとこしあんが詰まった、佐賀県唐津市を代表する銘菓「大原松露饅頭」です。一度食べると止まらないです。中のこしあんは甘さ控えめのさっぱりとしたあんこで、軽い食感です。豊臣秀吉が朝鮮出兵後に高麗から陶器などと一緒に持ち帰った焼饅頭を元に、ご先祖様が創意工夫を凝らし、今のようなまん丸の形になったといわれています、その昔、日本三大松原の一つである唐津の「虹の松原」では“松露(キノコの一種)”がとれていて、饅頭の形が、その“松露”にていることから「松露饅頭」と名付けられたそうです。機械化が進んだ現代でも、職人が銅板で一つ一つ丹念に手焼きして作っているため、事前予約をすることをお勧めします。最近では真空パックでの販売もしており、日持ちが長いためお土産にもぴったりです。
甘夏ゼリー
甘夏の皮が器で中身がゼリーという特徴のある九州特産品の甘夏ゼリーです。唐津で有名なお店は、唐津市呼子にある「甘夏かあちゃん」です。市場に出せない甘夏を無駄にしないで、呼子の加部島の甘夏をもっと知ってもらうために、甘夏ゼリーが開発されました。一つ一つ丁寧に手作りされていて、原料の甘夏の栽培方法にも凄くこだわられています。一個約350円程で販売されており、オンラインショップでも購入可能です。ぷるぷる、もちもちの食感で、甘夏の甘さと酸味がほどよく味わうことのできる一品です。メディアや雑誌等色々なところで紹介されており、今では県内のみならず、県外の方からも大変人気となっておりお土産の一つとして好評です。
いかしゅうまい
呼子のイカを使用した「いかしゅうまい」が有名です。いかしゅうまいは、唐津市呼子にある海中レストラン萬坊で誕生しました。レストラン萬坊では、地元で水揚げされるイカの生き造りが有名です。そのイカから新たな製品を生み出そうと、萬坊の料理人が新たな商品を生みだしたのが「いかしゅうまい」です。イカのすり身をつかった和食の「しんじょ」のようなものを思いつき、いかしゅうまいが生まれました。しゅうまいのふわふわとした食感、たっぷりいかの旨味が凝縮した一品です。賞味期限は、冷蔵保存で約一週間、冷凍保存ではさらに約一カ月保存が可能です。現在はいろいろなお店がいかしゅうまいを作っており、他のお店でも販売されている大人気のお土産です。
唐津焼
唐津の定番お土産といえば、日本を代表する焼き物でもある唐津焼です。唐津では唐津焼の作品を気軽に見学したり購入することができるお店や展示場、窯元の見学、唐津焼の器で美味しいお料理を頂くことができます。小物は、お土産に最適な箸置きおちょこなどもあります。値段は決して安くない陶器もあるため、今年で5年目になる5月に開催される「唐津やきもん祭り」に参加されるのも良いでしょう。やきもん祭りでは美しい器が展示され、少しお安く販売されているものもあるため、掘り出しものが見つかるかもしれません。唐津焼は素材の質感に特徴があり、使えば使うほどその魅力が増すと言われており、あなただけの唐津焼を楽しむことができます。
唐津っ子モナカサブレ
唐津の伝統的な祭りとして知られる「唐津くんち」をモチーフに作られた、パティスリーホリの「唐津っ子モナカサブレ」は、唐津市街を練り歩く曳山の鯛をイメージした焼菓子です。
見た目はとても可愛く、クッキー生地に唐津産の米粉と、自然海塩を使用したサクサクの、今までに見たことのない最中です。最中はチョコとプレーンの2種類があり、お値段も1個170円(税抜き)、8個入り1460円(税抜き)とお手頃価格です。パティスリーホリは地元で愛されており人気の洋菓子店で、唐津の素材を使ったオリジナルのロールケーキやシフォンケーキ、マドレーヌなど魅力いっぱいの商品が店頭には並んでいます。イベントの時期になるとお客さんでいっぱいになるのでご注文の事前予約は必須です。
聚楽太閤(じゅらくたいこう)
唐津ではお神酒としても有名な鳴滝酒造の太閤は、唐津の地酒として、九州北部を中心に多くの支持を得ています。唐津で、300年以上も歴史・文化と共生し、酒造りを営まれています。「聚楽太閤」は柔らかな水の特性を生かし、口に含んだ瞬間感じるほのかな甘みと穏やかな香り、なめらかなのど越しを有し、落ち着いた味わいが特徴です。この様な美味しいお酒を生み出している鳴滝酒造では、酒造見学をすることが出来、丁寧に案内していただけます。さらに酒造見学の後は、いくつかのお酒の試飲も可能です。鳴滝酒造に行けない方でも、唐津のスーパーや酒屋で手に入れることができ、小瓶から大瓶までと大きさもバラエティー豊かで、お土産にも最適です。
飲むっ酢
唐津市にある手島農園が生みだした白いちごの「飲むっ酢」は、手島農園オリジナル商品です。世界中で一つだけの白いちごの育成品種を生産販売しています。真っ白なビジュアルはインパクトがあり、酸味も少なくとても美味しいいちごです。その白いちごを使った加工品も開発・販売されており、紅白2種類の「飲むっ酢」が完成しました。幻の白いちごを丸ごと発酵させて、白いちご酢をつくりだしました。いちご酢は牛乳やお水で割ったり、お肉やお野菜にかけたりと5倍希釈で楽しめます。お値段は1本1300円(税込)です。ホームページからお取り寄せも可能です。市場ではまだまだ珍しい白いちごを使った商品は気になる一品です。唐津オリジナルの白いちごのお酢はお土産にも喜ばれるでしょう。
白美の雫(洗顔石鹸)
唐津市できくらげ及び希少価値の高い白いきくらげの栽培・加工・販売を行うグレイスファームが販売する、「白美の雫(洗顔石鹸)」です。「白美茸」の持つ保湿成分をたっぷり配合した化粧品を開発しました。透明な水晶玉のような、ぷるぷるとした形をしていて、プレゼントにも喜ばれる商品です。不思議な触感が魅力的で、栽培中は農薬を一切使用せず、肌につけても口にしても安心の商品です。お値段は、お試しサイズ30g 1080円(税込み)、通常サイズ100g 3240円(税込み)で販売されています。希少価値の高い素材を使用しているので、このお値段はお手頃です!ホームページから製品を販売する地元・佐賀県内店舗、オンラインストアを検索することができます。
優黄卵ロール
唐津市にあるみのり農場が運営しているたまご色のケーキ屋さんが販売するロールケーキ「優黄卵ロール」です。自然な黄色の黄身とメレンゲにするとしっかりツノが立つ卵白、スイーツに最適な特徴を持つ卵「優黄卵」を使用したロールケーキは絶品です。「優黄卵ロール」は、産品唐津ブランドとして認証されており、キメ細やかなスポンジ生地から生まれるしっとりとろけるような食感が大変人気です。たまご色のケーキ屋さんでは、香りづけや添加物を一切使用しない、体に安心・安全な洋菓子を販売しています。ロールケーキの他に、シフォンケーキやプリンも販売されており、卵を使用したいろいろな洋菓子を楽しむことができます。また、店舗に隣接されているカフェスペースもあり、昔ながらの風情ある調度品や、手入れされた庭を眺めながら、贅沢な時間が過ごせます。
唐津ととやの明太子
産品唐津ブランドに承認された唐津とと屋の明太子です。唐津とと屋は、隣接された工場で作られた出来立てで新鮮な明太子を量り売りにて販売しています。直売店ということもあり、お求めやすい価格です。明太子は、定番のものから柚子風味や青しそ風味など様々な種類の珍しい明太子があります。直売店からは商品の郵送も可能となっており、いかしゅうまいと明太子のギフトセットの販売や、贈答用の木箱に入った上品な商品の取り扱いもしています。ぷちぷちとした触感の明太子で、ご飯が何杯も進む一品です。冷凍庫で約6カ月保存が可能で、食べる分だけ解凍して楽しむことができます。明太子は博多が有名ですが、唐津の明太子も是非食べてみてください。
以上唐津市でおすすめのお土産情報でした。
九州のお土産情報は他にも沢山ございます。是非チェックしていただければと思います。