八戸市は青森県の県南に位置する、太平洋を望む市です。近年は国の中核指定都市にも指定されたことで、今後ますますの発展と青森県における中核機能を発揮していくことが期待されています。
八戸市といえば港町として有名です。全国的にもその漁獲量は上位にあり、特にイカやサバといった海産物が売りとなっています。
また、文化面でも独特の特徴を持っています。青森といえばねぶた祭りが有名ですが、八戸市では三社大祭という祭りが8月前半に5日間に渡り開催されます。この祭りではや山車とよばれるおおきな催しものが街を練り歩きます。
また、冬にはえんぶりというこの地方に古くから伝わる豊作祈願の舞や、南部手踊といった芸能も盛んです。
青森県八戸市のお土産
八戸名物せんべい汁
まず最初に紹介するのはせんべい汁です!最近はB級グルメとして全国的にも有名になってきているので、名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
県南地方では、昔から保存食としてせんべいが重宝されてきました。南部せんべいとして今でもよく食べられています。そのせんべいを、肉や野菜、きのこなどでダシをとった汁に入れたものがせんべい汁です。この地方の最も有名な郷土料理といってよいもので、県南地方で知らない人、食べたことのない人は恐らくいないと言えるほどの定番です。
せんべいを入れるという感覚は、別の地方の方には理解しずらいところがあるようですが、実際に食べてみるとお麩に近い感覚でとても美味しいです。スープはみそかしょうゆが基本で、トッピングなども工夫してみても面白いですね!
なかよし
なかよしはイカとチーズを組み合わせた乾き物です。チーズたらは有名ですが、そのたらを八戸の特産品イカに置き換えたようなものです。
イカとチーズのマッチングが絶妙で、本当に一度食べだしたら止まらなくなるほどに美味しいです。お酒のつまみとして大変合うので、お酒が好きな方には是非おすすめです。それと同時に、おやつとしても人気です。実際、子どものおやつとしてもよく食されることが多いです。
ここ最近になって、味に色々とバリエーションが出てきています。ブラックペッパー味やカマンベール味などもあるので、お土産としてあげる際にも最適かもしれませんね。
ちなみに、明治神宮奉納献上や八戸市長賞の受賞などもあり、非常に評価の高い一品です。
鶴子まんじゅう
鶴子まんじゅうは八戸市の伝統的なお菓子として長く愛されてきました。中身はこしあんで、黒砂糖を使用した皮で包んだ上で焼き上げられ、落雁粉のそぼろをまぶした和菓子です。1998年に、第23回全国菓子大博覧会内閣総理大臣賞を受賞しています。
実際に食べてみると、普通のまんじゅうとは少し違った印象で、なんとなくカステラのようなものにも近いまんじゅうといったところでしょうか。こしあんと外の皮や粉が上手く絡みあっていてとても美味しいです。甘さも程よく、上品なお菓子としてもピッタリという感じです。
ちなみに鶴子まんじゅうという名前の由来ですが、八戸市には櫛引八幡宮という大きな神社があり、創業者が櫛引八幡宮に舞い降りる鶴の夢をみたことにあるようです。
朝の八甲田
朝の八甲田はとてもクリーミーなチーズケーキです。この商品は発売から4日間でなんと35万個も販売したという超人気商品です。アルパジョンという会社が取り扱っており、ウェブサイト上でお届けもしています。ただし、メディアで取り上げられることも多く、お届けに時間がかかることもあるほど人気のようです。
朝の八甲田はチーズケーキなのに、スフレのようなふわふわ感がありとても斬新です。それでもチーズケーキとしての風味や美味しさもしっかりと味わうことができます。青森県産の卵を使っているようでその味わいがよく活かされています。
朝の八甲田は冷凍保存が効くのでチーズケーキではりますが、比較的日持ちをする商品です。お土産としては嬉しいですね。
いちご煮
いちご煮とは、ウニとアワビを使用したお吸い物です。八戸市や三陸海岸の伝統料理として親しまれてきたもので、特に上客へ提供する料理として重宝されてきました。ウニとアワビの薄きりを出汁で煮立て、味付けは塩としょうゆだけという非常にシンプルですが、上品な味わいの料理です。
実際に味わってみると、ウニとアワビの旨みが存分に発揮されており美味しいです。スープは薄味でとても品の良い料理だなど実感できます。また、スープとしてだけでなく、炊き込みご飯のようにご飯に混ぜることでいちご煮ごはんとして食べるのもオススメです!ご飯に混ぜて炊くだけなのでつくり方も簡単なのでお試しください。
なお、いちご煮という名前は、スープに浮かぶウニが野いちごのように見えることからついたようです。
八戸ラーメン
八戸ラーメンは八戸市で食されるご当地ラーメンで、スープは南部地鶏と煮干しで出汁をとった醤油味で、縮れ麺が特徴です。食材には田子にんにくや、名川の長ネギを使用するなど地元の食材を活かしているのも特徴です。
味はとてもあっさりしていて、スープも飽きずに飲み干せるくらいです。青森では煮干しをつかって出汁をとるのが有名で、県外の方は驚くかもしれませんが、実際に食べてみると煮干しの風味はそこまで強くないのでご安心ください。どなたでも食べやすいあっさりラーメンといった感じです。
ラーメンといえば実際にお店で食べたいと思う方も多いとは思いますが、お土産用としての八戸ラーメンも売っています。十分にその魅力が味わえる商品です。
パティシエのりんごスティック
青森といえばりんごですよね。そしてりんごを使ったお菓子といえばアップルパイですね。パティシエのりんごスティックはラグノオという青森で有名なお菓子屋さんが作っている、りんごをパイ生地で包んだスイーツです。
中のりんごが大きくカットされていて、りんごの美味しさがよく伝わる味です。甘さもほどほどの丁度よい甘さなので老若男女問わず喜ばれると思います。一個一個袋に入っていて、細長い形をしています。普通のアップルパイと比べてボロボロこぼれることも少ないので食べやすさの観点から見てもオススメです。
箱での販売だけでなく、一個一個バラでの販売もしていますので、そこもまたお土産として選択する際には使い勝手がよいかもしれません。
気になるリンゴ
こちらもパティシエのリンゴスティック同様、ラグノオで販売しているアップルパイです。こちらは、青森県産のリンゴである「ふじ」という品種をシロップに漬け、なんとリンゴ一個を丸ごとパイで包み焼き上げたアップルパイです。
気になるリンゴはなんといってもリンゴ感がそのまま楽しめるのがよいです。リンゴを煮ていないということのためか、リンゴがシャキシャキしています。固すぎることもなく、味も甘味と酸味がバランスよいです。パイ生地も美味しいし、ボリュームもあります。冷やして食べるとさらに良さそうですね。
リンゴを丸々一個パイにしてしまうということはあまりないので、見た目的にもテンションの上がる商品です。もらった方はきっと喜んでくれると思います。
スタミナ源たれ
すたみな源たれは、青森産のにんにくやリンゴに、生姜や玉ねぎといった野菜を混ぜ合わせた焼肉のたれです。焼肉のたれは普通は乾燥野菜を使用しているのですが、このスタミナ源たれでは生のまま野菜を使用していることが美味しさの決め手の一つとなっています。
他の市販の焼肉のたれと比べて格段に美味しいです。たれ自体がすごく美味しいので、安いお肉で焼肉をやっても美味しいと思えます。また、スタミナ源たれは焼肉だけでなく、野菜炒めやチャーハンなど他にも様々な料理に使えるとのことでしたので、実際に野菜炒めに使ってみましたが、やはりとても美味しいです。本当に万能なたれといった印象です。
通販などでも買えますが、地元で買った方が安いのでお土産としてあげると喜ばれること間違いなしです。
いか墨カスター
最後に紹介するオススメのお土産品はいか墨カスターです。そのなの通り、八戸の名産であるイカを使用した、いか墨とカスタードクリームのスポンジケーキです。いか墨ということで、外見は真っ黒なスポンジケーキとなっています。結構インパクトのある見た目ですね。中には黄色のカスターとクリームが練りこんであり、リンゴの果肉も入っているようです。
味の方はというと、カスタードが非常に甘いのですが、リンゴのクリームも入っていてそれがよい具合にカスタードの甘さを抑えています。スポンジケーキもしっとりふわふわとした食感で食べやすいです。
パッケージは黄色の包装紙で、真っ黒な可愛らしいイカのキャラクターが描かれているので、お土産感が出ていておすすめです。
他にも青森県でおすすめのお土産情報はこちらの記事でも紹介しています。