今回おススメのお土産を紹介する地域は、岐阜県の郡上市です。
郡上市でいちばん有名なのは日本三大盆踊りに名を連ねる「郡上おどり」です。毎年7月~8月に郡上市の八幡町内で30夜以上行われる盆踊りで、8月のお盆の時期には4日間に渡って夜明けまで盆踊りをする「盂蘭盆会(徹夜おどり)」が行われ、全国から観光客が訪れます。
郡上おどりも有名ですが、白鳥地域にも「白鳥おどり」として、主に地元の若者たちに人気が高いです。その他には郡上市北部の高鷲・ひるがの地域で、夏はアウトドア、冬はスキーやスノーボードで、こちらでも全国からたくさんの人が訪れます。
郡上市は東海北陸道が通っていて、名古屋や北陸からのアクセスも便利になり、飛騨高山や白川郷と共に旅行、観光ととても人気のあるスポットとなっています。
岐阜県郡上市で買いたいおすすめのお土産
明宝ハム
郡上市明宝でとくに人気の高いお土産が「明宝ハム」です。明宝地域だけではなく、郡上市、そして郡上市周辺の市町村でも販売されていることも多く、観光客だけではなく、地元住民もよく購入し、アウトドアなどでバーベキューをする際に持っていくと喜ばれることも多いです。手土産でも大変人気です。明宝ハムは価格が1100円程度なのですが、郡上のお土産として既に鉄板とされているほどです。明宝ハムはそのままで食べることもできますし、じっくり焼いて食べてもとても美味しいです。そして様々な調味料にも合い、マヨネーズ、塩コショウ、わさび醤油などで付けて食べるのもおススメです。明宝の道の駅で食べる明宝フランクもかなりの人気で、安価で頂くことができます。
明宝トマトケチャップ
郡上市明宝の明宝ハムは郡上のお土産として鉄板とされていますが、明宝ハムにも負けず劣らずの人気を誇る、「明宝トマトケチャップ」もお土産として大変人気が高いです。主に明宝の道の駅のお土産屋さんや郡上市内のスーパーなどでも販売されています。明宝の地元企業が作る明宝トマトケチャップは岐阜県産のトマトを使用していて、余分な添加物を一切使用していないとして、トマトの風味そのまま伝わってきます。一般のトマトケチャップとの一番の違いは、ジャムのような質感で、トマトのピューレのような感覚となっていて、風味も一般とは異なり酸味があまり感じられないといった印象です。お土産として、明宝ハムと明宝トマトケチャップの詰め合わせで贈られることが多いです。
肉桂玉
郡上八幡で有名なスポット「宗祇水」の入り口すぐそばに構える重厚そうな家屋があります。そこは明治20年創業の老舗のお土産屋さんであり、「桜間見屋(おうまみや」の肉桂玉(にっけだま、と呼ばれる)という飴が郡上八幡のお土産として大変人気がありまして、郡上のお土産といえば肉桂玉、とまで言われるほどです。肉桂玉には2種類あり、黄色かかった飴の「肉桂玉」、そして黒砂糖を使用している「黒肉桂」があり、どちらも高い人気です。とくに年配の方がよく購入されているようです。桜間見屋で購入することが出来るのですが、実は郡上市ほぼ全域のお土産屋さんなどに肉桂玉が販売されています。しかし、郡上八幡の桜間見屋では肉桂玉の試食が出来ることや、お店の方のおススメなども聞けて、やはり買うならここ桜間見屋なのかな、とも思います。
食品サンプル
飲食店の店頭や店内に陳列されている、様々な料理の模型。見た目は本物そっくりで遠目から見ると実物と見間違えるほどの食品サンプル。この食品サンプルの発祥が郡上八幡と言われ、食品サンプルのキーホルダーやストラップなどのアクセサリーが郡上市内の道の駅などで販売され、お土産として人気があります。キーホルダーやストラップなどがお土産として人気なのですが、郡上市内で体験できる「食品サンプル作り体験」が観光客に人気があり、バスツアーにも組み込まれているそうです。オリジナルの食品サンプルを作ることが出来るのは貴重な体験とも言えるでしょう。キーホルダーやストラップなどのお土産は安価で購入できますが、大きなものになると、数千円~数万円するものもあるそうです。
下駄
郡上八幡内には数軒の下駄屋さんがあり、郡上おどりの時期にはたくさんの人が訪れ、オーダーメイドで下駄を作ることが出来ます。自分の足に合わせて土台を選び、下駄の鼻緒も模様や形状を選んで少し待っていると完成。すぐに履くことが出来ます。郡上おどりはやはり浴衣を着て、下駄も履いて、下駄から鳴る音を一斉に合わせることにより得られる一体感というのは、実際に下駄を履いて踊った人じゃないと味わえない経験だと思います。人によりけりですが、下駄は1シーズンで履きつぶしてしまう人がいて、「踊り助平は1シーズンに3回下駄を履きつぶす」と言われているほどだと聞いています。下駄をお土産として購入していく人もいるそうで、郡上の下駄は品質がいいと言われています。
石徹白のとうもろこし
郡上市白鳥町石徹白(いとしろ)のとうもろこしがお土産として人気があります。標高が高く(600メートルほど)、日夜の寒暖の差が激しいところから甘みの強いとうもろこしが出来ると言われています。その甘みはかなり強く、ひと口かじってみるだけでこれは石徹白産のとうもろこしと分かるほどです。岐阜市内の人気があるカフェではキッシュにこの石徹白のとうもろこしが使用されていて、人気商品のひとつになっているそうです。やはり甘みが強いと評判でリピーターが多いと言われています。石徹白のとうもろこしはお土産として売られているというよりは、畑でもらって近所にお土産でおすそ分けで持っていくという印象が強いです。茹でとうもろこしや焼きとうもろこしで食べるのがおススメです。
ひるがの高原シュークリーム
郡上市のお土産、スイーツとして大人気の「ひるがの高原シュークリーム」があります。白鳥町内にお店を構える「みのばんば」のシュークリームで、東海北陸道ひるがの高原サービスエリアなどで販売されています。1ヶ月に1万個売り上げたという逸話を持っており、通販サイトでも非常に売れているそうです。米粉を用いて焼き上げていて、外側はさくさくで、中身がもちもちな食感として大変美味しいです。クリームの風味も甘すぎずといったところでちょうどよい甘さ。限定商品で、小那比茶のシュークリームも販売されました。みのばんばのランチでドリンク代をプラスすることでデザートバイキングが頂け、そのメニューの中にこのひるがの高原シュークリームが食べ放題となっています。
ひるがの牛乳
郡上市高鷲町ひるがのを中心に郡上で販売されている「ひるがの牛乳」です。お土産としても人気がありますが、牛乳パックの販売は郡上だけではなく岐阜市周辺でもスーパーで見かけます。しかし、ひるがの牛乳の瓶はあまり見かけなく、郡上市内中心で販売されています。個人的おススメはひるがののコーヒー牛乳「ひるがの珈琲」で、とても濃厚な風味です。これを飲んだ後に市販のコーヒー牛乳を飲むと、いややはりひるがの珈琲には勝てんな、といった感想しか出てこないのです。お土産、通販などで購入してもよいと思いますが、ひるがの高原の自然の中で飲むひるがの牛乳の味は格別だと確信しております。一気飲みするのではなく、ゆっくりと味わって頂きたい牛乳だと思います。
郡上みそ
郡上の独特のお味噌。麦こうじと大豆こうじを使用する独特な製法で、他に類を見ないと言われています。地元の住民は郡上みそでみそ汁を飲んできたため、あまり違和感を感じないのですが、観光客が訪れてレストランや定食屋でお味噌汁を飲むとその独特な風味でお土産に郡上みそを購入していくことが多いのだそうです。郡上八幡の旧庁舎(郡上八幡旧庁舎記念館)では郡上みそのみそ汁試飲が出来て、その試飲でも郡上みそが気に入ってお土産で購入することが多いのだそうです。個人的おススメとしては、郡上みそを使用したみそカツ定食が美味しくて、これでごはんが非常に進むと思います。郡上大和の道の駅のレストランにあるみそカツ定食がとくにおススメしたいと思います。
郡上鮎
毎年6月に郡上で鮎釣りが解禁になり、たくさんの人が郡上地域の長良川各地の釣りスポットに訪れます。郡上鮎はとても有名で、お土産として鮎の甘露煮などが販売されています。個人的な鮎のお土産は釣り人から天然鮎を頂いて、それを真空パックに詰め冷凍、お土産に持っていくときに保冷バッグに入れていきます。これが見事に100%喜ばれて大変重宝しています。これをきっかけに郡上に来て郡上鮎の塩焼きを食べるなど、郡上来訪の立役者になれるほどの力を持っているのが郡上鮎。最近では郡上市和良町を流れる和良川の「和良鮎」も非常に人気があり、郡上鮎に負けず劣らずとなっています。和良鮎は日本一の鮎にもなり、まさに郡上は鮎釣りの聖地としてずっと釣り人の心を掴んで離しません。
以上、魅力的な観光スポット郡上市のおすすめお土産情報でした。
岐阜県全域のお土産情報は下記ページにまとめてありますので併せてチェックしてみてください。