福井県は、北陸地方の日本海と若狭湾に面した県です。福井県にはとにかく美味しい食べ物が多く、自然に囲まれている為、海の幸山の幸どちらも美味しく頂くことができます。
有名な観光地といえば、東尋坊があります。国の名勝・天然記念物にも指定されており、多くの観光客が訪れています。断崖上に荒磯遊歩道があり、海を眺めながら散歩することができたり、観光遊覧船も出ている為海から断崖を見物することも出来て迫力満点です。
また、福井県勝山市では恐竜の化石が多く見つかっており、恐竜の町としても有名です。福井駅には恐竜のモニュメントもいくつか飾られています。
勝山市にある福井県立恐竜博物館は国内最大級の博物館で、多くの地元客や観光客で賑わっています。博物館では化石発掘体験も行われている為、子供には人気のスポットです。
福井県で人気のお土産
羽二重餅
福井のお土産といって最初に思い浮かぶのが羽二重餅ではないでしょうか。お餅といってもお正月に食べるようなかたいお餅ではなく、柔らかいお餅です。
小腹が空いた時、オヤツの時間など、手軽に食べれるお餅なのでとても食べやすいです。プレーンは、ほんのり甘い味で暖かい日本茶などと合わせて食べると美味しいです。また、羽二重餅には色々な味のものがあります。子供が好きなチョコレート味から、大人向けのよもぎ味や柚子味など、老若男女問わず楽しめるお餅です。
まずは、プレーンを食べて羽二重餅本来の美味しさを味わっていただいてから、違う味を楽しんでいただくのがいいと思います。結婚式のプチギフトなどで羽二重餅をお土産としてお渡ししてもいいと思います。
越前蕎麦
蕎麦と言ったらやはり福井の名産、越前蕎麦です。蕎麦の実がしっかりと挽き込まれているので風味がしっかりとしており、コシがあるので食べ応えも抜群です。
福井ではこの越前蕎麦を大根おろしを加えた出汁で食べるのが一般的です。大根おろしとの相性が抜群で、さっぱりと食べることができます。福井の蕎麦屋に行けば、冷やしを頼むとこのおろし蕎麦が出てきます。暖かい出汁で食べるのもまた美味しいのですが、やはり冷やしで食べるおろし蕎麦が人気で、冬の寒い日でも大根おろしを加えたこの出汁で蕎麦を食べる人がとても多いです。
お土産としては、乾麺は勿論ですが、常温保存可能の半生麺もあります。遠方からの旅行でもお土産として持ち帰ることが出来るのでお勧めです。
越前蟹
日本海と若狭湾に面してある福井県の海を代表する海産物が、この越前蟹です。越前蟹とはこの海で水揚げされた雄のズワイガニのことを言い、雌はセイコガニと呼ばれています。美味しい季節は冬で、この冬に合わせてカニ漁が解禁となります。この漁では、蟹が捕れると海水の入った水槽に入れて生きたまま帰港する為、新鮮で美味しい蟹が食べられるそうです。ズワイガニは、爪も足もしっかりとしている為、蟹の身をじっくりと味わうことができます。
また、セイコガニはズワイガニと比べ華奢な体ですが、雌なので卵を持っています。その為、雄と雌で違った味わいを楽しむことができます。高級品の蟹ですが、大切な人へのお土産として、または、上司や取引先への贈答品としても人気の一品です。
胡麻豆腐
胡麻と葛を練って作るのが胡麻豆腐です。福井の様々なお土産店で売られている胡麻豆腐ですが、特に永平寺の周辺には胡麻豆腐を食べられる食事処やお土産店なども多く見られ、たくさんの観光客が訪れています。もともと胡麻豆腐は、永平寺の修行僧が精進料理として食べていたことから広まった食べ物だそうです。コクがあり、胡麻の味もしっかりとしています。
冷たく食べても美味しいですが、温めて食べることもできます。どちらでもとても美味しく、お酒のお供に食べるのも良いですし、小腹が空いた時に冷やしてデザートとして食べるのもとても良いです。常温保存が可能なものもあり、また日持ちもするので、お土産には大変喜ばれる一品だと思います。
水羊羹
福井でもっとも有名な水羊羹は、えがわの水羊羹です。この水羊羹は冬の風物詩とも呼ばれ、福井では冬に食べることが一般的です。本来は夏の食べ物と思いがちですが、福井では冷蔵庫のなかった昔に日持ちするようにと冬に作られたことから、冬の風物詩とまで呼ばれるようになったそうです。
平たい箱に大きな水羊羹がどんと入っているのですが、中は小分けにされているわけでも切られているわけでもないので、自分で好きな分だけ切って食べるのがこのえがわの水羊羹です。甘すぎず、つるっとした食べ応えでついつい食べすぎてしまう一品です。保存料などを使っておらず、お子様でも安心してあげることができます。
また、冷蔵保存になりますが、ネット販売もしているのでお土産に注文するのもいいと思います。
ソースカツ丼のソース
カツ丼といえばソースカツ丼の福井県です。カツは薄く平たい印象ですが、その分噛み切りやすく、パクパクと食べることができます。1つの丼に、大体3枚前後のカツが乗っているのですが、通常のトンカツよりも脂身が少ない印象で、重くなくどんどんと食べ進めることができます。
そして、このソースカツ丼の味を左右する、欠かせない物がソースです。家に帰って再現したい、誰かに食べさせてあげたいと思ってもなかなか市販されているソースでは再現が難しいと思います。そんな時にお土産用として売られているソースを買っていけば、同じ味を家に帰ってからも楽しむことができます。
特にオススメなのが、ヨーロッパ軒のソースです。福井のソースカツといえばよくテレビなどでもこのヨーロッパ軒が紹介されています。店舗でお持ち帰りもあるので、食事をした後などに合わせて購入が出来ます。
五月ヶ瀬煎餅
煎餅と言ってもただの煎餅ではありません。小麦粉、砂糖、マーガリンなどを使った生地に、ピーナッツを入れて石窯でじっくりと焼いた煎餅です。どちらかというと、クッキーに近い生地なので、子供にも喜ばれるお菓子だと思います。福井では知らない人は居ないくらい有名なお菓子で、お土産の定番品と言っても過言はありません。実際に食べてみると、クッキーのような味わいの煎餅に、時々加わるピーナッツの食感が絶妙にマッチして癖になる味です。
とても美味しいので、食べ始めると止まらなくなります。お土産としては、箱詰めされ包装された物から、袋に数枚だけ入った手軽な物まで用意されています。あげる相手によって選べるのも魅力の1つです。
あべ川餅
出典:福餅・林餅店
和菓子好きの方にオススメなのが、あべ川餅です。このお餅は、つきたてのお餅に黒糖ときな粉を使ったタレをかけて食べるお菓子です。砂糖ではなく黒糖を使うことで優しい甘さが口に広がり、さらにきな粉を混ぜることで一層お餅と絡み合い和菓子好きにはたまらない一品です。昔ながらの老舗の人気店では午後には売り切れてしまうこともあり、地元でも大変人気があります。飲食店ではデザートにあべ川餅を出しているところも多くあり、福井のお土産としてはとても喜ばれると思います。
しかし、時間が経つとお餅が硬くなってしまうので、購入するのは最終日か、もしくは最終日前日にすることをオススメします。持ち帰る際はラップや袋などで密閉することで、お餅が硬くなるのを多少防ぐことができるのでオススメです。
竹田の油揚げ
出典:谷口屋
油揚げといえば、思い浮かべるのは平たい長方形のものという人が多いのではないでしょうか。福井のこの竹田の油揚げは分厚く、形は正方形で出来ています。福井のスーパーに行くとよく売られているのですが、インパクトはとても大きいです。
大豆は国産の一等大粒大豆だけが使われており、にがりは福井県越前市の海水から作られた天然にがりを使用しているそうです。生産は職人が手作業で行なっており、1枚1枚丁寧に作られています。一見厚揚げにも見えるこの油揚げですが、食べてみると中はとてもジューシーで、外はカリッとしています。
この油揚げを作っている谷口屋というお店では、その場で食べれる揚げたての油揚げも売られているようなので、試しに食べてみるのもいいと思います。
メガネフレーム
福井県鯖江市は、メガネフレームの国内シェアが9割と、日本のほとんどのメガネフレームが鯖江市で作られています。市内には、メガネミュージアムという所があり、メガネ産業が盛んであることが良くわかります。
館内には、最新のモデルからお洒落な小物まで、様々な物が展示されており、メガネをかけていない人でも楽しめます。色々なデザインのメガネが置いてあるので、お土産として選ぶにはもってこいの場所です。普段メガネをかけない人でもダテ眼鏡をお洒落として取り入れる人も多いので、旅行を機にメガネの産地でお土産としては購入してみるのもいいと思います。
また、このミュージアムでは、メガネフレーム作りを体験することも出来るので、大切な人へのお土産として手作りしてみるのもオススメです。
北陸地方を周る予定でしたら下記も是非チェックしておきましょう。